関町新所の疏水遺構 (三重県亀山市関町新所) 【4】 | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【3】より続く。
 
 
 
 
現れたふたつ目の隧道。
 
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今度はのはまた、さっきのと対照的な。
 
 
 
 
さっきは低くて扁平。対してコチラ、
 
 
 
 
 
チョー縦長(笑)。いや、ていうか、
 
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コレ確実に、単なる岩の割れ目ですわな(笑)。しかも斜めっとるし…。
 
 
でも低いのは共通やん?と思ったら、ドッコイ!
 
 
 
 
 
うわ
 
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わわわ~切れ上がってる~!
 
その先は、いわゆる一般的にイメージできる素掘り隧道になっている。やはりここも、一部を天然の岩の割れ目を利用しての隧道だと思われる。
 
ところで、この時照明など持っていなかったのだが、写真中央に光を当てたかのような部分があるのがわかると思う。アレは何かというと、実はあそこにも裂け目があり、外光が差し込んでいるのだった。
 
とはいえ、そこからの出入りはできない。ていうか、1枚目の写真で明らかなように、この隧道、川側からの迂回は不可能。潜るしかない。
 
 
 
 
この辺が真ん中かな?
 
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やっぱ落ち着くなあいろんな意味で…(笑)。
 
わかりにくいが、割れ目パートを過ぎて、かなり低くなっている。当然これもしゃがみ、カメラ位置も低めでの撮影。
 
 
 
 
 
抜ける直前、振り返り。
 
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こっからだと、向こうがあんな形状になっているとはわからんな~。
 
 
 
 
 
 
そして、抜ける。
 
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この感じだと、低さがわかっていただきやすいかな?
 
 
 
 
 
 
 
お約束の振り返り。
 
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ほんとに、反対側のテイストとまったく違う!こういうのもけっこうレアではなかろか?
 
 
ほぼまさにこの場所をもって、鈴鹿川に沿った断崖エリアは終わり、この写真だと右後ろ方向には農地が現れてくる。よって、この思いがけない発見探索もほぼ終了。今回探索したエリアには切通し1本、水路隧道2本を確認したことになる。
 
だが…未探索区間が残っていることも忘れちゃイカン。
 
 
 
 
そこからすぐの光景。
 
 
 
 
 
青い小さな水門があった。ここが生と死の境目のようだった。
 
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簡単に図示すると、こう。手前方向からやってきたが、水門のところで完全にコンクリ封鎖されていた。やはり、いまは使われていないようだ。
 
 
 
 
同じ場所から振り返り。
 
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遠くに最初の橋が見える。この見えている範囲のうち、3分の2近くほどを探索してきたことになるだろうか?
 
 
 
 
 
数十分ぶりに、(農道とはいえ)道路に復帰。
 
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折しも加茂行き単行が通りかかった。関西本線のこの区間で列車に遭遇するのはまあまあレアなはずなのだが、なぜかわたくしはひゃくパー遭遇する。持ってる男か?(笑)。
 
 
 
 
 
 
車に戻るのは、普通に道を歩いて戻った。上の写真左側の坂を登ってずーっと行くと、国道1号線方面に出られる。
 
 
その際に通りかかった関西本線の踏切。
 
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久我山踏切。この踏切の下あたりが最初の切通し付近じゃないかなあ…。よって我が探索記録には、仮称として「久我山の切通し」「久我山の水路隧道1号2号」として記録された。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
50分ぶりくらいに車に戻ってきた。最後に、橋のたもとにしれっと存在する、この疏水遺構の入口をご紹介。
 
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いや~コレだけ単体で見たら気になるけどさあ、、なんの予備知識もなく、橋を目的に来たとなりゃあ、スルーするでしょこんなもん。だいたい川沿いにこんな感じの細道よくあるしぃ~。
 
 
 
 
というわけで、この場所から切通し手前までの探索は、またの機会とした。渡橋動画の撮影も失敗したし(ドグサレスマホめが!)、ここにはまた来ることになるだろう…。
 
 
 
 
 
以上、完結。