初代・下荒井隧道(廃)【2】(福井県勝山市遅羽町下荒井) 【1】より続く。 ついに眼前にとらえた初代・下荒井隧道。大正3年に完成するもわずか10年で放棄された、悲運の隧道である。今までの激藪が嘘のように穏やかになったその向こうに、静かにそれは在った。ゆっくりと近づく。 坑口前から振り返り。自然に還りつつも見事に面影を残した路盤跡。日当たりが悪いせいで植生が薄くなっているのか…。 改めて対峙する、初代・下荒井隧道、大野側坑口。事前に得ていた情報通り、石積みの馬蹄形アーチ。しかもカーブしている。これは…素晴らしい…。 しかも古いとはいえ10年しか使われていない隧道、保存状態の良好さにも驚愕! では、おもむろに…。 【3】へ続く…。 うーん、かなりねちっこいレポになってるな(汗)