【2】より続く。
発電所跡地探しは一旦置いて、
水圧鉄管もしくは導水路の痕跡を探しに、林道上の斜面を探索開始。
非常にわかりにくい展開のままほったらかしで進めてるが、
一応こんなので軽く補足を(笑)。
ついてきておくれよ、皆の衆~。
ガサガサ探しまわること10分。
こういう意味ありげな石積みは見られるのだが、どれも不発。
水圧鉄管や導水路のような遺構は見つからず。
もっと上を見るべきか…って、
アレなんだ!?
なにか、周囲となじまないものがありそうな?
急いで登って接近してみたら、
なんだ、岩かよ。
でも、実際この付近にはない大きな岩。これはもっと上、それこそ上を走る鳥越林道よりも上あたりから転げ落ちてきたのじゃないかなあ…。
もっと上やで、兄さん。
いつまでも的外れな場所をウロチョロしてるバカタレに業を煮やして、この岩がお告げをくれたのかもしれない…(笑)。
上か…。
もはやこの斜度。写真上の方を横切る白いラインは、鳥越林道のガードレール。
…いや、待て?林道の少し下に、平場っぽいのが見えるような…?
さらにガシガシ登ること2分。やはり平場があった!
コレは…キタんじゃないか?
これは平場の一段下から撮っている。奥から手前へ、築堤のようなもの伸びてきているのがわかるだろうか?
そして、ここで…
ついに見つけた。
黄色いマルのところ…。
まぎれもなきコンクリ標柱。
そう、待ちに待った発見。

関西電力さんの境界杭ナリ!!
ここまでに現れた石積みとは一線を画す、
高く長い石積み。こりゃあ暗渠部分の側壁土留めに違いない。
上に登ってみた。
ああ~、こりゃあ匂う!
関電杭があってのこの平場は、もう間違いないだろう。神様ありがとうございます!斜面の探索を始めて22分後、地形図読み間違いの探索開始からは1時間22分後のことだった。
上の写真は、取水(上流)方向を見たもの。
発電所、上部槽(下流)方向を見たもの。
こうして見つけたからには、まずはやはり上部槽とそこから下りていたはずの水圧鉄管を見つけたい。てことで、こちら方向から攻めることとした。
こうして見るとちょっと登り勾配がついているように見えるけど、堆積している落ち葉や土砂のせいでそう見えるだけだろう。でなきゃおかしい。流れていかない導水路なんて有り得んし。
2分後、決定的なものを見つけた。
足元の地面。土が流されてしまったのか、
露出していた…アレが。
埋設されていた水管が!
決まったーー!!
コンコン叩いてみても、鉄管か陶管か判然としなかった。でも、もうこの偶然のチラリズムに感激しちゃってね~。
ローアングルで振り返り。わかりにくいか。
右端やや下が、上の写真の水管露出部分になる。
ちなみにカメラ(スマホやけど)を突っ込むほどのスペースもなく埋まってたので、内部写真はなし。
さー、決定的証拠も押さえた。あとはこのまま、上部槽、水圧鉄管までズンドコ進むだけ!
しかーし。
にわかに暗雲が…。
【4】に続く。
※
申し訳御座いません、ネタの途中では御座いますが、明日明後日と最後の羽ばたきに出ますので、しばし中断いたします。ネタ再開までは数日お待ちいただきますが、その間も投降投稿はする予定です。