【1】より続く。
下の林道へとソフトランディング。
探している発電所マークはこの先、そう遠くない…はず。
すると、すぐにこのような
両側に石積みを擁する、なんともワケありげな光景が。匂うぞ。
上の写真のS字カーブを抜けて振り返り。
めちゃくちゃ雰囲気を感じる。
その先はこんな感じ。わたくしの中では、
「もうココらへんでしょ発電所跡は!」ってなりましたよ。
ココらの右手、東俣谷川との間には開けた平場があって、もうココしかないでしょ!って思ってた、この時点では。
その平場を抜けて東俣谷川へと接近してみると、
対岸にもなんかの痕跡があるんだけど?気のせい?
そして、此岸にも。真ん中に写っているもの、わかるだろうか。
角度を変えて、下流側から見ると、こう。
激流にせり出すような、コンクリ基礎。そして切断された鉄筋。
間違いなくなんらかの構造物もしくは設備がココに存在したのだろうが、一体どんなものだったのか。
こういう遺構の存在を考えても、やはりここらが発電所所在地ではないかと思ったのだが…。どうも違うっぽい。
改めて川べり近くから、平場を望む。
段丘状になった平場。
いかにも何かあったっぽい雰囲気なのだが、残念ながら建物基礎みたいなものは一切発見できなかった。
なんか発電所跡っぽいと(勝手な感性で)感じたのが、
この立派な木。
こういう立派な木って、遺構にありがちな印象があって。…根拠薄弱すぎるな(笑)。
木の上段は
さらに段々が。
二段上の高い石積みの下が林道である。
最大の問題は、
水力発電所に付き物であり、地図にも描かれていた水圧鉄管の痕跡が全く見当たらないことなんよねえ…。
もちろん鉄管がそのまま残ってるとかファンタジックなことは考えもしなかったが、コンクリの基壇とかその痕跡とか、なんかそれっぽいもののひとつも見当たらなかった。
違うのか…。
ここを諦めてさらに進んでもよかったのだが、あまりにこの辺りの雰囲気が良かったもんだから、もしかして斜面を少し登ってみたら、なんか痕跡が出てくるんじゃないか?とか考え、
結果、これが効を奏したとも言える…のかな一応。
【3】に続く。