草野川第一発電所関連遺構を探して 【2】 (滋賀県長浜市高山町) | 穴と橋とあれやらこれやら

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【1】より続く。
 
 
 
de059c12.jpg
 
 
下の林道へとソフトランディング。
 
探している発電所マークはこの先、そう遠くない…はず。
 
 
 
すると、すぐにこのような
e7723a35.jpg
 
 
両側に石積みを擁する、なんともワケありげな光景が。匂うぞ。
 
 
 
上の写真のS字カーブを抜けて振り返り。
55444400.jpg
 
 
めちゃくちゃ雰囲気を感じる。
 
 
 
 
その先はこんな感じ。わたくしの中では、
f76d51e0.jpg
 
 
 
「もうココらへんでしょ発電所跡は!」ってなりましたよ。
 
ココらの右手、東俣谷川との間には開けた平場があって、もうココしかないでしょ!って思ってた、この時点では。
 
 
その平場を抜けて東俣谷川へと接近してみると、
9cf19eab.jpg
 
対岸にもなんかの痕跡あるんだけど?気のせい?
 
そして、此岸にも。真ん中に写っているもの、わかるだろうか。
 
 
 
角度を変えて、下流側から見ると、こう。
bb4a9471.jpg
 
 
激流にせり出すような、コンクリ基礎。そして切断された鉄筋。
 
間違いなくなんらかの構造物もしくは設備がココに存在したのだろうが、一体どんなものだったのか。
 
こういう遺構の存在を考えても、やはりここらが発電所所在地ではないかと思ったのだが…。どうも違うっぽい。
 
 
改めて川べり近くから、平場を望む。
6fe8e859.jpg
 
 
段丘状になった平場。
 
いかにも何かあったっぽい雰囲気なのだが、残念ながら建物基礎みたいなものは一切発見できなかった。
 
 
 
なんか発電所跡っぽいと(勝手な感性で)感じたのが、
e6f3c520.jpg
 
 
この立派な木。
 
こういう立派な木って、遺構にありがちな印象があって。…根拠薄弱すぎるな(笑)。
 
 
 
木の上段は
f9e0795f.jpg
 
さらに段々が。
 
二段上の高い石積みの下が林道である。
 
 
 
最大の問題は、
ef91c991.jpg
 
 
水力発電所に付き物であり、地図にも描かれていた水圧鉄管の痕跡が全く見当たらないことなんよねえ…。
 
もちろん鉄管がそのまま残ってるとかファンタジックなことは考えもしなかったが、コンクリの基壇とかその痕跡とか、なんかそれっぽいもののひとつも見当たらなかった。
 
 
違うのか…。
 
 
 
ここを諦めてさらに進んでもよかったのだが、あまりにこの辺りの雰囲気が良かったもんだから、もしかして斜面を少し登ってみたら、なんか痕跡が出てくるんじゃないか?とか考え、
 
上の写真の流れに沿って、林道上部の様子を探りに行った。
 
0465b3ac.jpg
 
 
 
結果、これが効を奏したとも言える…のかな一応。
 
 
 
 
 
【3】に続く。