宝池隧道 (京都市左京区松ヶ崎榎実ヶ芝~松ヶ崎高山) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

今回ご紹介するのは、実はわたくしの実家すぐ近くの物件。歩いても来れるくらいの距離にある隧道だ。
 
 
場所はコチラ。
 
 
 
 
それこそ、物心ついた頃から日常的に目にして、使ってきたトンネル。あまりに馴染みすぎて、この趣味に目覚めてからでさえも振り返ることはなかったのだが…。
 
 
 
 
 
ある日、ふと思い出し…さらに思った。
「あのトンネル、なんかヘンなんちゃうの?」
 
そう思ったら、めっちゃ気になってきた。で、次に実家に帰った際に、改めて見に行ってみたのだ。それが2010年1月11日のこと。
 
 
で、
 
 
やっぱ、ヘンだった。
 
 
北側より。
 
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えっ?何がヘンかわからん?
 
 
 
 
 
 
じゃあ言うけどね、
 
 
 
こんな極厚三重巻きのアーチ環見たことないんですよ!!
 
皆さんはありますか?
 
 
わたくしこれまで2000本を超えるトンネル/隧道を記録してきたけど、こんな坑門工を持つものは寡聞にして知りませんの。
 
 
なんじゃこりゃあ!ですわ。まさか幼少のみぎりより慣れ親しんできた「はじめてのとんねる」が、かような変態隧道だったとは。いや~わからんもんですな~。
 
 
 
 
 
 
扁額。
 
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ずっと「トンネル」って呼んでたけど、本人は「隧道」であると主張していたのか~!コレも知らなんだ~!(謎)
 
 
 
 
 
コチラ南側坑口。
 
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日当たりのいい分、異形の坑門工が際立つ。よくもまあ平気で通ってたもんだわ(大謎)。
 
 
 
 
 
 
 
銘板。
 
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わたくしよりも少し年上。
 
 
京都市建設局が、いかにしてこの異形のポータルデザインを採用したのかは知る由もない。まあとにかく、「灯台下暗し」を地でいくような再発見だった。
 
 
 
 
 
 
ショートショートでスッキリと完結!