林道樫山小匠線 【3】 (和歌山県西牟婁郡那智勝浦町小匠~古座川町樫山) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【2】より続く。
 
 
 
 
現れた標識。
 
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それは高さ2.0mの制限標識だった。
 
そしてこの線形とくれば、もうアレしかない。
 
 
 
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出ました隧道!いらっしゃいませ!(謎)
 
時刻は8時53分、進軍開始よりわずか12分。最初の隧道に遭遇。
 
 
 
場所はコチラ。
 
 
 
 
 
全体で見ると、コチラ。
 
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屈曲する小匠川をショートカットする隧道である。
 
 
 
 
入洞して振り返り。
 
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極めてワイルドな素掘りながら、不思議ときれいに整形されているようにも思える。
 
当然ながら現地には扁額も銘板もないが、「平成16年度道路施設現況調査(国土交通省)」に掲載されている「コダクミズイドウ」が該当すると思われる。そのスペックは
 
延長15m、幅員2.8m、有効高2.8m。
 
標識の高さ制限とは合致しないが、まず間違いないだろう。そしてその建設年次は、昭和30年。
 
普通に考えれば、これがこの区間の林道の開通時期であると思われる。
 
 
 
樫山方向を。
 
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隧道の前後とも90度コーナー。まさにショートカット!
 
 
 
 
 
そして抜けた先も、
 
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あくまで川に忠実に。
 
 
 
 
 
小匠隧道を振り返り。
 
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ギリギリまで我慢して掘った、そんな位置。
 
 
 
 
さて、改めて。
 
 
 
この林道樫山小匠線は、
 
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最初から最後まで小匠川とのランデブーとなる。
 
場所により様々な姿を見せるこの川、進軍開始からずっと近いところにいたが、
 
 
 
ここからしばらくは
 
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いよいよ最接近パートとなる。
 
この水かさにご注目いただきたい。さほど多くない…いや、むしろ少ない方に思えるが、にも関わらずの、この水面の近さ。さらに~?
 
 
チョイチョーイ!あの先の方…
 
 
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えええぇぇえええ
 
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河原に飲み込まれたーー!!
 
うわーこりゃあ驚いた!先人の探索時とはまったく水位が違ったこの日、まさかこんな光景にぶち当たるとは!?
 
しかもよく見てほしい。
 
 
やっぱ轍があんのよ!
 
 
 
そして、この神がかった一瞬、背後の彼方から聞こえてきた、あるまじきサウンド。
 
 
 
 
コレは、ま、まさか…
 
 
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けけけ軽トラキターーーー!
 
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うわ~スゲ~…。しばし立ち尽くしてガン見(クチ開いてたかも・爆)。
 
まあ運転してたオジイもコッチをガン見やったけどな!しっかしさすが田舎の軽トラ(敬称)、どこまででも入ってくるなあ。
 
 
上の写真、軽トラでのこのサイズ感、たまらんでしょ~(笑)。
 
 
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まだ見えてます(笑)。
 
たとえ軽トラでも、初見でこの道には入り込みたくないな~(汗)。道を知り尽くしたジモティーのオジイならではやな…。
 
 
 
そしてこの先に、
 
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さらなる驚愕の光景が待ち受けていた。
 
 

 

 

【4】に続く。