【2】より続く。
菅江側の鑑賞を終え、おもむろに洞内へ。
以下の洞内の様子は、ほとんどが戻りの際に撮ったもの。行きの写真が何でないのかは、後ほど。
コメントなしで。ほぼ大正12年完成時の姿を残した洞内をご覧あれ。
そして、鳥羽上側へ…。
そこには、「わたくしの知る近年の横山隧道」の貌があった。
つまり、
「半・廃隧道」としての貌。
この隧道に向かう間、両側ともこのような状態になっていることを危惧していた。幸い菅江側はあのように美しく手入れされていたが、鳥羽上側はこのように廃の気配が漂っていた。
が、これはこれで
怖いほど美しい。
両方の貌を見ることができたこの日、コレ当たりだったのかもしれない。
さて。
行きに写真を撮らずに何をしてたかってぇと、
動画を録っていた。ぜひご覧くださいまし。
排水溝が生きている様子とか、洞内外の気温差でレンズが曇ったりとか、風切り音がウルサイとか、まあリアリティを感じちゃってほしい。
「横山隧道・決定版!」のつもりで録ったので、けっこう執拗(笑)。
さて、廃の気配漂うその姿を悲観することなくサラッと書いているのは、ある嬉しいニュースを知ったからこそ。
セロ尾さんのブログで知ったその情報とは…
鳥羽上側住民の方々による、横山隧道保存会の結成。
中日新聞web版記事がコチラ。
菅江側(米原市)に続き、この鳥羽上側(長浜市)にも保存会が発足とは、なんと素晴らしい!こうなればこの荒廃した鳥羽上側も、すぐに手入れがなされるのは間違いない。いや、もう着手されているだろう。
それにしても幸せな隧道だ。役目を終えてなお、両側の集落で保存会が存在するとは。愛に溺れそう~!(←馬鹿)
我が最愛の隧道が幸せな余生を送れそうで、たまらなく嬉しい。改めて、両保存会の皆様と地域の皆様に心よりの感謝と敬意を表したい。
いつの日か、観音坂隧道にもこのような動きが生まれることを願う。
そして…
先日そらまめさんのブログで知った素晴らしい情報。
8月21日(日)午後2時より、横山隧道内にて「とんねるコンサート」という催しが行われるというのである。主催は菅江側の保存会で、今年が3回目の開催だそう。
不覚…知らなかった。
保存・活用のための素晴らしい催しだと思う。普段は入れない(入ってるけど…笑)隧道に堂々と入れる絶好の機会!野暮用さえ入らなければ、ぜひ参加したいと思っております。
セロ尾さん、そらまめさんにも感謝!
いや~、アタマから最後まで、
人様に感謝してばかりの連載で御座いましたな(笑)。
以上、完結。