落瀬橋 【前篇】 (三重県度会郡大紀町阿曽) | 穴と橋とあれやらこれやら

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2018年12月31日、歳末すべりこみ三重県散策にて「発見」した橋をご紹介。国道42号の旧道とおぼしき道を、まさしくこういう出会いを求めて走っていたのだが、ドンピシャだった。
 
 
ファーストコンタクトは、この感じ。これは南から。
940b7466.jpg
 
 
まあ正直、一瞬スルーしようかと思った(笑)。
 
(パッと見で)親柱だけが古いパターン、極力停まって記録はしてるのだが、目的地へ急いでいる時などはスルーすることも。この時は一瞬迷って、まあ撮っとくかと。この判断が吉だった。
 
 
 
どれどれとサイドから見てみて…
7074a486.jpg
 
 
ブーッ(はなぢ 
 
なんてこったー!モノ!!
 
 
 
 
 
まったく予期していなかった、
d78a67a4.jpg
 
 
端正な煉瓦橋脚!
 
 
 
 
そして、
d418f13c.jpg
 
 
ゲルバー桁!
 
これはヤバい。ゲルバー桁のほうはそれなりに見るが、こんな煉瓦橋脚とのゴールデン・カップリング(笑)は、めったに見ない逸品。
 
 
 
まあ落ち着け自分。とりあえずはルーティーンどおりに。
 
親柱チェック。まずは向かって左。
47b0f40e.jpg
 
 
…あー?なんだ?(笑)
 
読めない類いの達筆。ちょっと置いといて…
 
 
 
 
右側の親柱。
f98998de.jpg
 
 
うーん?…「おち勢はし」か?
 
 
 
 
で、その側面には
a4fc5362.jpg
 
 
「昭和十一年八月架換」。
 
ちょっと判読しづらいが、そう読めた。やはり、あの煉瓦橋脚は、明らかに昭和のものではない。もっと古い、先代以前の橋からの引き継ぎモノだろう。
 
 
 
橋上から望む、
a9ecfa39.jpg
 
 
大内山川。これは上流側。
 
 
 
 
そしてコチラは下流側。
e6a09b3d.jpg
 
 
もちろんすでにこの時点で、どこから川に降りてやろうかという目で見ている(笑)。
 
ちなみに向こうに見える橋が、国道42号の現道。普通に現道を走ってれば見つけられそうなこの橋だが、実はこのあたりって暗い時間帯に走ることが多くって、これまで気づけなかった。
 
 
 
渡りきって、北側より。
4287fa5a.jpg
 
 
あの車は、気にしないでいただいて(笑)。
 
やっぱり橋上だけ見れば、あんまそそらない橋であると言わざるを得ないな(笑)。
 
 
 
一本残った親柱をチェック。すると、
0b629d3b.jpg
 
 
「落瀬橋」。
 
おお、正解だった(笑)。こういう時にはプレーンな書体がありがたい~。
 
 
 
 
さーて、橋上にはこれ以上見るべきものはない。
 
 
 
あとは当然…。
bb9cf2d1.jpg
 
 
 
 
【後篇】に続く。