2018年12月31日、歳末すべりこみ三重県散策にて「発見」した橋をご紹介。国道42号の旧道とおぼしき道を、まさしくこういう出会いを求めて走っていたのだが、ドンピシャだった。
ファーストコンタクトは、この感じ。これは南から。
まあ正直、一瞬スルーしようかと思った(笑)。
(パッと見で)親柱だけが古いパターン、極力停まって記録はしてるのだが、目的地へ急いでいる時などはスルーすることも。この時は一瞬迷って、まあ撮っとくかと。この判断が吉だった。
どれどれとサイドから見てみて…
ブーッ(はなぢ
なんてこったー!上モノ!!
まったく予期していなかった、
端正な煉瓦橋脚!
そして、
ゲルバー桁!
これはヤバい。ゲルバー桁のほうはそれなりに見るが、こんな煉瓦橋脚とのゴールデン・カップリング(笑)は、めったに見ない逸品。
まあ落ち着け自分。とりあえずはルーティーンどおりに。
親柱チェック。まずは向かって左。
…あー?なんだ?(笑)
読めない類いの達筆。ちょっと置いといて…
右側の親柱。
うーん?…「おち勢はし」か?
で、その側面には
「昭和十一年八月架換」。
ちょっと判読しづらいが、そう読めた。やはり、あの煉瓦橋脚は、明らかに昭和のものではない。もっと古い、先代以前の橋からの引き継ぎモノだろう。
橋上から望む、
大内山川。これは上流側。
そしてコチラは下流側。
もちろんすでにこの時点で、どこから川に降りてやろうかという目で見ている(笑)。
ちなみに向こうに見える橋が、国道42号の現道。普通に現道を走ってれば見つけられそうなこの橋だが、実はこのあたりって暗い時間帯に走ることが多くって、これまで気づけなかった。
渡りきって、北側より。
あの車は、気にしないでいただいて(笑)。
やっぱり橋上だけ見れば、あんまそそらない橋であると言わざるを得ないな(笑)。
一本残った親柱をチェック。すると、
「落瀬橋」。
おお、正解だった(笑)。こういう時にはプレーンな書体がありがたい~。
さーて、橋上にはこれ以上見るべきものはない。
あとは当然…。
【後篇】に続く。