【5】より続く。
「海の廃道」第四幕。
ゆるい右コーナーで、巨岩の間を抜けていく。
登りながら、立ち上がり。
先には、開放感あふれる光景。
第四幕はこれまででもっとも平穏なパート…なのだろうか。
往く手に何かが見えてきて…同時に、右手に何かあるのに気づいた。
はい、説明には及ばないけど、
トワレですな…おっと、つい教養が…トイレだよトイレ(笑)。
内部も写したけど…まあここでお見せするほどのもんでもないので割愛。
いや、こういう
廃トイレって、ありそうで初めて見るかも?
なんでここにトイレが設けられていたのか、いまいち不明だが、
海に転げ落ちそうな、スパルタンな廃トイレでありました。
数台くらいなら駐車できそうな…ちょっとした展望&休憩スペースだったのかな?
そして、そこからもう少し進んだところから、
先ほど何かが見えた、行く手を望む。
なんだあれ?
旧道敷きに、何らかの施設が建てられていた。手前にはフルオープンではあるものの門扉があり、その敷地を通過しないとその先へは行けないようだった。
あそこにある施設のために、廃道と言いつつも実は保守されているのではないだろうか、この道は。自分らみたいな者以外にも通行があるような印象があったのは、このためか。
自分でも不思議なことに、この場所であっさりと撤退を決めた。門前まで行って、施設名を確認することさえもせず。
なんでなんだろう。…何かを感じた…わけではなかった、と思うけど。まあ基本的には、あそこ(施設内)には立ち入れない、と判断したから、だが。
ならば、反対側から回り込もう、と。
ノートさんも残してきているしな。
撤退。かくして「海の廃道」第四幕は断章となった。
行きには30分以上かけて来た道のり、戻りは撮影もほぼ無しでサクサク歩いて8分で戻れた。
次回最終回【7】、反対側へ。
そして…