【4】より続く。
ワァオ。
というわけで、なんとなんと、
旧道の下をくぐる、石造カルバートを発見!
コレには驚いた。この時点で、福井県内で石造道路下暗渠/カルバートにはお目にかかったことがなかったし、ましてやこんなところで遭遇するとは思ってもみなかった。
みなかったが、紛れもなくコレは、洞窟観音から道路下をくぐって海岸へ出るための通路として設けられた、石造カルバートだった!いや~テンション上がったわ。
実に美しい…
と言いたいところだが、残念ながらそんなにキレイじゃなかった(笑)。
モルタル補修が、かなり雑!
人道なんだから、もうちょい丁寧にやりなはれや(笑)。
まあそれでも、止まらない止まらない、弾むココロよ~♪(←馬鹿
入ってきたほうはアーチ頂部が埋め殺されていたが、
こっちはしっかりと拝める!拝めるが…
なんだこの要石?浮いてんじゃねーか!!
迫石との間にもモルタルが充填されているが、これでホントに嵌ってんのか?なんでこんなに痩せてるんだろうか。謎。
それにしても両側のこのコンクリート・アーマー(笑)は、道路が後年に拡幅されたことを物語っている。本来はこの石で巻かれた部分=道路幅だったはずで、う-む…往時の姿が見たいものだな~。
この発見はスゲー嬉しくて、実はこの記事のハイライトなのだが(笑)、コレをぜひ「石橋の師匠」こと宮川さんに紹介したいと思っていた。それが叶ったのが2014年5月24日の北陸OFF初日。
晴れて宮川さんをご案内することができた。
いつもの採寸作業中。
手前はでこぴんロケットさん、奥はよととさん。懐かしいなあ…もう2年半前か…。
以下2枚、この日の写真で、物件周辺ロケーションなどご確認くださいませ。
これでようやく、どういう感じで存在してるのか、位置関係とかわかっていただけるのでは。このカルバート奥が洞窟観音跡になる。
左上を見上げると…
険阻。その一語に尽きる。
これって遊歩道だったんかな、やっぱり。
側溝が切られてるし、微妙にしっかり作ってあるんよねぇ…。やはり、かつては一応観光スポットだったから、なんだろうか。
堪能した。
以上、完結…
いやいやいやいや、まだですまだ(笑)。
まだもうちょい続きますので。
路上に復帰。
明かり区間を振り返る。
日なたに出たその直下あたりに、あの石造カルバートが横たわっているとは、いや~わからんもんですね~。
さて…異色の小品、第三幕を過ぎて、
「海の廃道」、第四幕へ。
だがそれは、断章となる。
【6】に続く。