遥かなる摺子発電所 【3】 (奈良県吉野郡下北山村下桑原) | 穴と橋とあれやらこれやら

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【2】より続く。
 
お断り:
今回以降、写真がとにかくショボイです。ボケ倒しです。お詫び申し上げます。不鮮明さを臨場感へと、皆様の脳内で変換をお願い致します。
 
 
 
入洞から6分経った8時33分。
 
これまでの狭小な断面からドラスティックな変化。
0d6b8562.jpg
 
 
ダンプでも通れるレベルの巨大サイズに!
 
さよう、ここが導水路隧道と落筏路の分岐点なのだった。
 
上の写真左手前方向に、貯水槽方向へと曲がる導水路隧道が続いている。
 
 
どなたかの強力照明で照らされたタイミングで見ると、
7b0f5f05.jpg
 
 
この感じ。
 
右側のひな壇(的なもの)はなんだったんだろうか。筏師たちの歩廊?あるいは点検用歩廊?ずっと続いているように見えるが、100mほどで終わっていた。
 
 
なんだか、いろいろと
244356c6.jpg
 
 
存置物?残留物?がある。
 
 
 
そして、ここでは
531201e7.jpg
 
 
 
左側にも謎のスペースがある。
 
手前に大小ふたつの切欠き?(大のほうはデカすぎるが)があるが、これも気になる。一時的な止水のためのものかな?
 
 
うまく写っていないがこのスペースには「窓」があり、貯水槽方向への隧道を見下ろせる。
 
・・・伝わらんだろうからイヤイヤ載せると、
 
・・・(笑)。こんな感じ。載せんほうがマシやな、こんなクソ写真(笑)。
 
 
いや、全体的に伝わらない感満載で歯痒いことこの上ないが、しゃーないので進めます(笑)。
 
さて、気になってる方もおられるかもだが、こんだけ穴がデカくなったけど、足元はどうなってんの?ってとこ。
 
 
それは、こう。
1d430720.jpg
 
 
ガクン、と一気に落ち込んでいて、
 
 
 
そこには、
 
どこかの篤志家が存置してくれたと思しきアルミ梯子が!
 
これはねえ、ホントにありがたかった。なかったら・・・どうだろう、突破不可能とは言わないが、徒手空拳ではかなり厳しいだろう。
 
あ、今もあるのかは不明。再度書いとくが、これ2010年11月21日の記録ですからね?
 
 
さて、上の写真は導水路隧道の底から落筏路の末端方向を見上げる(振り返り方向)アングルとなる。右端に写るのが、両者の隔壁であり、
 
 
そのまま視線を右へと移すと・・・
25cc7841.jpg
 
 
導水路隧道の末端部分。キビシイ写真のオンパレードでわたくしもツライ(笑)。
 
で・・・左側側壁の上のほうに黒い翳りがあるのがわかるだろうか。
 
 
あれこそが、「窓」。
969a5a00.jpg
 
 
それを下から見上げたのが、コチラ。
 
4枚上の写真のほぼ逆アングルってことで。
 
 
 
あー・・・ようやく、
f3c1bac6.jpg
 
 
こっちへ行ける(笑)。
 
 
3kmにも及ぶ、長大な導水路隧道。
 
それを遡って行く前に、まずはこの末端方向を。
 
ピカさん、次回になりました(笑)。
 
 
 
 
案の定長引いてきたぞ~。
 
 
 
【4】に続く。