【4】より続く。
曽々木隧道の海蝕洞橋梁(残念ながら名無しだった)を堪能し、
いよいよ、
麒山道へ。
曽々木隧道の洞門に左側に進入すれば、もうそこは麒山道。すぐに素掘り隧道が。
接近して見れば
ごく短い隧道。そしてその先にもう一本控えているのが見える。
これらが、麒山道の明治改修で掘られた隧道たち、ということだろう。ただ、ご覧のようにこのあたりはまさに遊歩道。江戸道はもとより、明治道の面影も感じられないのが惜しい…。
隧道入口には、
残念な感じの…だがなぜか嫌いにはなれない(笑)看板が。看板には、「ふくがあな I LOVE SOSOGI」
こんなのが置いてあると、この隧道が「福が穴」という名前であるように見えるが、前回ご紹介のように、福が穴は別にある。
あっという間に抜けまして…
続くあの隧道が、残念なる「せっぷんとんねる」であります。
が、その前にまずは、
抜けて右側。
改めましての、福が穴。
そして改めましての、
逆アングル。
位置関係を整理するため、ここで再度、地図を見てみよう。
いやほんと、わかりやすい地図だこと(笑)。
隧道そのものの素晴らしい雰囲気とは裏腹に、せっぷんとんねる(吐)と、その先のハッピーゾーン(嘔吐)までは、情緒のない遊歩道ということになりそう…か?
こんなん書いてるから進まないのよね(笑)。
えー、
各自読んでください(笑)。
なんでも、昭和32年の東宝映画「忘却の花びら」の中で、ロケ地としてこの隧道が重要な場面で使われたのだとか。それは素晴らしいことだが、言うに事欠いて「せっぷんとんねる」って(笑)。
ただひとつ言えるのは、昭和32年の映画ということは、旧道の曽々木隧道や八世乃洞門が掘られるよりも数年前。つまりは麒山道のみがこの海岸を通う道であった時代だ、ということ。ちょっと…映像を探したくなってきたぞ(笑)。DVDとか出てんのかな?
せっぷんとんねる前から振り返ると…
ちょっと凄いよ?
うわわわ~!
強烈すぎる!でもこれは確かに、隧道掘りたくなる場所だわ。初代江戸道は、隧道の外側、波打ち際に見える心細い平場(の痕跡)のところだろうか?波による侵蝕も進んでいるだろうから、明確ではないけど…。
そういえばこれら二つの隧道、正式な名称がわからない。勝手に仮称をつけさせてもらえば、この隧道は「福が穴隧道」としたいかな、やっぱ。
そしてこの
あー、イラッ(笑)。「せっぷんとんねる」は、やっぱり
(初代の)「曽々木隧道」と呼びたいなあ…。
このせっぷんとんねる、洞内にはある仕掛けがあった。気に入る人は…いるかな~?(笑)
【6】に続く。