国道249号線・八世乃洞門新トンネル旧廃道と麒山道【5】 (石川県輪島市町野町曽々木) | 穴と橋とあれやらこれやら

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【4】より続く。
 
 
 
 
曽々木隧道の海蝕洞橋梁(残念ながら名無しだった)を堪能し、
 
 
いよいよ、
 
5d14a971.jpg
 
 
 
麒山道へ。
 
曽々木隧道の洞門に左側に進入すれば、もうそこは麒山道。すぐに素掘り隧道が。
 
 
 
接近して見れば
 
94d3d395.jpg
 
 
 
ごく短い隧道。そしてその先にもう一本控えているのが見える。
 
これらが、麒山道の明治改修で掘られた隧道たち、ということだろう。ただ、ご覧のようにこのあたりはまさに遊歩道。江戸道はもとより、明治道の面影も感じられないのが惜しい…。
 
 
 
隧道入口には、
 
eab64275.jpg
 
 
 
残念な感じの…だがなぜか嫌いにはなれない(笑)看板が。看板には、ふくがあな I  LOVE  SOSOGI
 
こんなのが置いてあると、この隧道が「福が穴」という名前であるように見えるが、前回ご紹介のように、福が穴は別にある。
 
 
 
あっという間に抜けまして…
 
99fef9bd.jpg
 
 
 
続くあの隧道が、残念なる「せっぷんとんねる」であります。
 
が、その前にまずは、
 
 
 
抜けて右側。
 
7c236473.jpg
 
 
 
改めましての、福が穴。
 
 
 
そして改めましての、
 
04e69ffb.jpg
 
 
 
逆アングル。
 
 
 
 
 
位置関係を整理するため、ここで再度、地図を見てみよう。
 
 
12caa726.jpg
 
 
 
 
いやほんと、わかりやすい地図だこと(笑)。
 
隧道そのものの素晴らしい雰囲気とは裏腹に、せっぷんとんねる(吐)と、その先のハッピーゾーン(嘔吐)までは、情緒のない遊歩道ということになりそう…か?
 
 
こんなん書いてるから進まないのよね(笑)。
 
 
 
 
えー、
 
318858cd.jpg
 
 
 
各自読んでください(笑)。
 
なんでも、昭和32年の東宝映画「忘却の花びら」の中で、ロケ地としてこの隧道が重要な場面で使われたのだとか。それは素晴らしいことだが、言うに事欠いて「せっぷんとんねる」って(笑)。
 
ただひとつ言えるのは、昭和32年の映画ということは、旧道の曽々木隧道や八世乃洞門が掘られるよりも数年前。つまりは麒山道のみがこの海岸を通う道であった時代だ、ということ。ちょっと…映像を探したくなってきたぞ(笑)。DVDとか出てんのかな?
 
 
 
せっぷんとんねる前から振り返ると…
 
 
 
ちょっと凄いよ?
 
58bd21dd.jpg
 
 
 
うわわわ~!
 
強烈すぎる!でもこれは確かに、隧道掘りたくなる場所だわ。初代江戸道は、隧道の外側、波打ち際に見える心細い平場(の痕跡)のところだろうか?波による侵蝕も進んでいるだろうから、明確ではないけど…。
 
 
そういえばこれら二つの隧道、正式な名称がわからない。勝手に仮称をつけさせてもらえば、この隧道は「福が穴隧道」としたいかな、やっぱ。
 
 
 
そしてこの
 
41f39499.jpg
 
 
 
あー、イラッ(笑)。「せっぷんとんねる」は、やっぱり
 
266346e2.jpg
 
 
 
(初代の)「曽々木隧道」と呼びたいなあ…。
 
 
 
このせっぷんとんねる、洞内にはある仕掛けがあった。気に入る人は…いるかな~?(笑)
 
 
 
 
 
【6】に続く。