2018年10月14日。ガチ探索(結局は中止になったが)に向けたリハビリで、川上村に残した宿題ふたつを一気に片付けようというこの日の探索。
最初の林道中奥線探索を終えたわたくし、次なる、そしてメインの探索へと移行した。今宵から数回に分けて、その様子を記事にしていく。
まずは、移動中の写真を何枚か。
でー。時刻は10時36分。
目的地に到着。いや、もちろんここが出発点なのだが。
ここで一つお断り。
思うところあり、今回は地図を出さないことにする。はい、たまにやるパターンですな(笑)。ただ、調べればわかると思う、わたくしのように(笑)。
ノートさんを停めたこの場所は、
このような施設の脇。
集落はずれの山の上に配水場、よくあるパターンですな。
2枚上の写真のように、林道はここで終点であるかのように見える。
が、実はこのように、
チョー鋭角に折り返しているのだった。
どう見てもこの先、ノートさんでは行けない。よって、ここから徒歩による探索が始まるわけである。ちなみに、もう一台の車は先客のもの。
ここで、ちょっとした前説を。
今から目指すのは、「大鯛木馬道」。
ここを知ったのは、「日本の廃道」のダイジェストページ?で見た一枚の写真(なんか、今は見られなくなってる)。以来いつかは訪ねてみたいと思っていたが、当初はろくに場所もわからない憧れの存在だった。以降何度かアタックを試みるも、なんだかんだで叶わなかった、まさに念願の地。この日、ついに。
木馬道(きんばみち、きんまみち、きうまみち)とは、木材を伐採場所から集積場所まで運ぶための専用路で、かつては全国の林業の現場で見られたもの。木橇に木材を載せて運ぶ際の抵抗を減らすため、路盤に盤木と呼ばれる丸太を、運搬方向と直角に(鉄道のレールに対する枕木のように)敷設していた。
木馬の敷設には特殊な技術を要し、また木馬による木材搬出は、非常な重労働かつ危険な仕事だったという。それだけに、搬出量の多いところは順次林鉄に置きかえられ、さらに林道の整備、そして林業を取り巻く状況変化により、現代においては現役の木馬道というのは「ほぼ」絶滅状態であるとのことだ。
この大鯛木馬道は、中奥川支流・鳥渡谷に存在する「大鯛の滝」をかすめ、山中深く分け入るもので、そこには木馬道に通常あるまじき「アレ」がある、というのが最大のポイントなのだった。
まず目的は、その「アレ」を探索、確認することだった。
いよいよ、進軍開始。胸が踊るぜ!
あ~、これに違いない。
わたくしの調査(ネット徘徊ともいう・笑)によると、このスパルタンな鉄階段が、「木馬道へのいざない」なのだとか。いよいよか~。
しかしこれってさ、
階段ってより、ほぼ梯子やん(笑)。
なんてことないけど、高所恐怖症の人は、ヤバいかも?
くれぐれも、後ろに体重をかけないように。マジでヤバいと思う(笑)。
階段を上った先。
そこにはどんな光景が…?
【2】に続く。