【4】より続く。
探してたのは、そう、梯子。
この手のヤツには必ず設置されてるはず、と探したのだが、何のことはない、最初に接近した裏側に見つけた。
いや~、コッチ側はダントツで藪が濃くって。
さっそく登ってみて…。
おお~!
この手の施設の上に登るのは初めてだ。まあ通常はそんなんしちゃダメなんだけども。
まずは内部を見下ろし。
おおう…まあまあ深い。
先に言っとくけど、ここには降りなかった。長靴はいてないし、それ以前になんか怖いし…。
こうして上から見ると、
この池?に降りてくる溝がちょっとわかりやすいな。
写真ちょうど真ん中なんだけども…え?依然としてわかりにくい?
さあそして、この上で目立つのは、なんといっても
このハンドル。
前回触れたように、直下にある排水口の蓋を開閉するためのもの。シンプルではあるが、ココで唯一のギミックと言えなくもない。
しばし観察。
しまった~!今さらやけど、動かしてみたらよかった~!
ホントはここで動画を撮ったのだが、まあお見せするほどでもないかな、ということで(笑)、
代わりと言ってはナンだけども
中途半端なパノラマ撮り。
周囲は完全に森に囲まれている。ここにも長く人は来てないのだろうか。それにしちゃあ状態は悪くないように思えるが、どうかな。
この構造物の上には13分ほども滞在した。動画を獲ったとしてもそんなに長くいたとは思ってなかった。何してたんだか…(笑)。
堪能した。
では…
降りるとしませう。
藪の中を「垂直下降」するってのも斬新な感じがした。
ガサガサと激藪を登り返す途中で、
新たな溝を発見した。
わかりにくいが、写真右上から左下方向に、U字溝埋設による溝が走っていた。これも殊更に追いかける気にはならなかったのでスルーしたが、この藪の中にはまだ小規模な遺構がいろいろ隠されているのかもなあ…。
降りてから7分で、
現道…もとい、未成道に復帰。
目の前のこの斜面と藪から脱出してきた。あの尾根状の盛り上がりの向こうに先ほどの構造物がある、という位置関係。
改めて、航空写真で。
この写真からの印象だと、もっと道から近いと思っていたけど…。尾根を挟んでるから離れて感じるのかな。
いや~満足満足。一応事前に存在を認識していた未探索物件はこれで回収できた。
後はまあ、一応端点まで歩いた。
植生が多少薄くなってる以外に大きな変化はなかった。ああそうだ、
端点に転がってる動物の顎骨が二つに増えていたことくらいかな(笑)。
端点からの振り返り。
これら二枚の写真にも、顎骨は写っております。興味のある方は探してみてちょ(笑)。
いや、雰囲気はやっぱり、
絶対今回のほうがイイよね~。
初訪問時のこの道は、圧迫感と閉塞感がいささか強すぎて…。今回は純粋に楽しめた。
端点から26分で
入口へ生還。
2時間12分に及ぶシバキ残し回収、これにて完了。
以上、完結。