【3】より続く。
日野町の現役農道隧道2本をご報告しました~…では終わらないのだ今回は。
谷出山隧道関連でちょっと気になっていたところが2ヶ所あったので、実はこの日の目的としてはこっからがメインだった。それと、動画の撮影(笑)。
まずはココ。
お気づきの方もおられたと思うが。
谷出山隧道の東側(農地側)掘割。その左側に、明らかな道がある。おそらくは、昭和五年に隧道が掘られる以前から…そして見たところ現在も使われていそうな、集落と農地をつなぐ道。
その道を辿ってみたかった。
引きで見てみる。
なんか、グッとくる…わたくしだけかね(笑)。
距離的には大したことないはず。歩かせていただきましょう、下駒月のプライベートゾーンを。
前回も少し紹介したが、
立派なおうちにお住まいのお地蔵様がいらっしゃる。
桜の木の下ってのがイイやね。日本やね~。まあこの時は咲いてないけどさ。
非常にキレイに刈り払われた道。
やはり完全に現役の農道ですな。
道は隧道の真上へと続く。
そこからの振り返り。
取り付きからここまでは、軽トラなら入ってこれそうな状態だった。
が、ここからは、
おおっと(笑)。
先程までの極上コンディションから一転、にわかに真夏の植生が。
けど、グリーン・ヘル(なんか久々やな)ってほどではない。そして、しっかりと踏み跡がある。不安はいささかも感じない。
予想通り、
まともな状態が復活。
シングルトラックの道が、掘割でもって鞍部を越えていく。実にイイ感じ。遥か昔からこの情景は変わってないのだろう。
そして、その先は…
うわ~…
コレはあれだ、
幸せの道だ(謎)!なにこの最高の雰囲気?
集落と田畑を結ぶ、日々の野良仕事道。昔から暮らしの中で濃密に使われてきたであろう道。あの木とか、めっちゃ雰囲気イイ!
少々感動した。
そしてその木を過ぎると、
ささやかな嶺越えは終わり。下駒月集落を背後から見下ろせる場所に出た。
こっからは、けっこうな急坂で集落へ。
途中からの振り返りのアングルなら伝わりやすいかと。
なるほど、コレは隧道が望まれたのも頷ける。毎日この急坂を登り降りしての農作業は骨が折れたやろうな~。
ところで、無造作に転がしてあったこの石材、やたら気になった。橋桁みたく見えるけど…。
そして集落へ。
集落側からだと、なかなか入ってくる気にならないロケーション。
まあまあ気を遣いながら、ささっと撮影(笑)。
最終的に降りてきた場所はコチラ。
そこにもまた、さらに立派なおうちに住まわれたお地蔵様が(笑)。
古くから集落の中心となってきたような場所なのかも。もちろん、奥へと登っていく細道が、今辿ってきた道。
これを「谷出山隧道の旧道」と表現するのはなんかおかしい気もするが、実際上はそういうことになるかな~。
短いながらも、素敵な道でした。遊ばせていただき感謝。
この道は、一番最初に使った写真にもハッキリと写りこんでいた。
すなわち、
こういうことですな。
さあ、気になっていた道も見届けた。これ以上なにも…
あるのよ~ん(笑)。
【5】に続く。