【1】より続く。
旧隧道脇から登り始めて21分が経過した、6時41分。凄惨な姿を晒していたかつての暗渠、その直上で思案中。
かつての道路らしき平場へと出たが、さてここからどうする?
まぁコレが道路遺構である限り、考えうる選択肢としては二つしかないだろう。
すなわち
右へ辿るか、
左へ辿るか。
結果、あまり深く考えずコチラ、左へ辿る方を選んだ。結局のところどっちも見てみたかったし、この時点ではなんとなくコッチ方向に惹かれるものがあったので。
が…程なくして広場的な場所に出てよくわからなくなり、
3分後には、
チョイチョーーイ(笑)
路盤、消失。こりゃ無理だわ。
で、多少トラバース気味に登って進んだ先だったと思うのだが(記憶薄)、
突然に
新たな平場に遭遇!
コレは…正直忘れてたけど(笑)、戸倉峠に残っているという明治道遺構なのでは!?
しかも、この場所…
明治道のヘアピン部分っぽかった。
間に痕跡がなくてあくまで状況証拠的にだが、このヘアピンから手前に延びてきているのが、先ほどから追っていた道なのではないかなぁ。で、この道は、これから訪ねる…ってか今探している未成隧道の工事に伴って通されたパイロット道路なのじゃないかと。
まぁその辺はまた別のタイミングで触れるとして、今はこの新たな出会いを満喫しよう(笑)。時刻は6時47分。
ヘアピンは下らずに直進。つまり、峠方向へ。
ちょっとイイ足場があったので、路外を探ってみると…
ナイス石積み!
間違いない、これぞ明治道に違いない。根拠はこの石積みしかないけど、勝手に決定!(爆)
それにしても、なんなんだ?
この
驚愕の状態の良さは!
倒木もほど良いスパイス、廃道なのかコレ?手入れされてる?
いや、手入れはされてないか。
このように、路肩が大きく欠損しているところもあるし…。コレは振り返っての撮影。
しかし最高の雰囲気ですな、この道。悶絶できるレベル(笑)。
以下、手抜k しばし写真のみでお楽しみください。
この写真の奥に写ってる辺りが、この日辿った明治道の最終到達点。ずっと辿っていきたい気もしたが…。
明治道のたたずまいは充分に堪能したが、コッチ方面に探し求める未成隧道がないことがほぼハッキリした時点で、やはり穴を求める我が習性が勝ってしまい…(笑)。
時刻は7時17分。確か、ここまで来る途中で休憩とかも入れたような気がするから、スタスタと歩けばこんなに時間はかからない。
さあ、戻って未成隧道を見つけるのだ!
戻り始めからしばらくの様子を、動画録りましたんでどうぞ。
スマホ手持ちで揺れがヒドイので、酔わないように…(笑)。
そして…三度目登場のこの写真(笑)。
振り出し地点、つまり旧隧道から登ってきた最初の場所。
やはり、コッチだったか…。
こっからは、あっけないほどにすぐだった。
うぉお…。
時刻は7時34分。
【3】に続く。