今宵は(も)コンパクトな古ネタで。
2010年8月28日、京都府南丹エリア徘徊。その序盤、奥嵯峨は鳥居本から
京都府道50号京都日吉美山線の腐道区間に入ってしばし。
現れるのが、
この隧道。
お名前は
落合隧道。
その名のとおり、清滝川が保津川(桂川)に流入する付近に位置している。スペックは、昭和16年建造、延長73m、幅員4.0m、有効高3.6m。
抜けて、反対側。
こっちは、スッキリとポータルがよく見えた。
これを石造ポータル…とは言わんよな。練り積みの石垣みたいなこのポータル、案外珍しい…のだが、この近くのもう一本の隧道も似た感じ。同じ施工者が手掛けたんだろうな~と。
で、要チェックなのはこっちの扁額。
「竭誠盡敬」。
「けつせいじんけい」と読み、「真心を尽くして尊敬の念を持つ」くらいの意味だということらしい。隧道に掲げられる言葉としては、いささか珍しいように思える。誰の揮毫かは刻まれていないが、なかなかイイ字だと思った。
隧道脇から見下ろせば、
そこは保津川・清滝川出合。
おりしも、保津川下りの船が下っていった。
ここいらも、この日以降一度も行ってないな~。もう8年も前になるのか…。そうそう、この日のネタで記事にしているのは、約3時間40分後の黒田隧道。
以上、完結。