【大和谷橋】から続く…ってか、正確にはその前。
前回と同じ写真で始まるなんて、
これまた前回と書いたとおり、宮川ダムから約10分。
大和谷橋のたもとに到着。
「蒼い弾丸号」にはここで待っててもらおう。
この写真では見えないが、蒼い弾丸号がいるのは、大和谷橋の取り付きから少しだけ進んだあたり。ここからは徒歩探索。
え?あんなど真ん中に放置とはけしからん!って?いやいや、誰も来ないわこんな道(笑)。何よりも、ブツはもうすぐそこやし。
そう、実はここまで来たのは、橋が目的ではなかった。キャリア初期(笑)のわたくしは、圧倒的に穴メインだったからして。
左カーブをひとつ曲がれば…
即、この最高な光景が!
隧道が登場、そしてその手前には小さな橋。さらに手前には、かつて山の男たちが祀ったのか、野趣あふれる祠。イイネ!
手前の橋の親柱には、
「第一号橋」なる、実用一辺倒なお名前が。こういうのも案外嫌いじゃない(笑)。
そして、もうほとんど隧道の中みたいな位置にある向こう側の親柱に、
「垣外俣線」の文字。
林道で時々見かける、路線名の入った親柱。「垣外俣」で「かいどばた」と読む。隧道には扁額も銘板もないが、「垣外俣隧道」と呼んでも差し支えなさそうではある。
おもむろに、入洞。
完全素掘り隧道かと思いきや、
半分以上くらいはコンクリートで巻かれていた。ちょっとお金かかってるやん…。
そしてお約束の、
鉄板の構図。
地図を見ると、この先程なくで林道は途切れている。なんでそんなところにわざわざお金と労力を使って隧道を掘ったのだろうか…。
林道はそこで終わりでも、もしかしたらその先に索道でもあって、そのアクセス路だったのかも?とか。それかもしかしてここも…元林鉄!?
この奥には行かなかったが、今さら気になってきた…(こんなんばっか)。
奥地側の坑口。
右側の古めかしい石積み翼壁が…うーむ、なんか林鉄くさいな…(笑)。
戻りに撮った、もう一つの鉄板の構図。
ボケてんのが残念すぎるが、実にイイよ~コレ。
今行ったら、三倍は写真撮ってるな、間違いなく。
この後で前回記事の大和谷橋につながる、というのが当日の実際の流れだった。
このあたり、機会があれば再訪したいが、
9年前のこの時点で、道はまあまあ荒れていた。今はどうなっているか。
宮川ダムから大和谷橋を渡り、さらにその先へと至る道は、大和谷発電所へのアクセス路だからして、完全に荒廃することはないと思われるが、
そこはまあ
以上、完結。