【3】より続く。
7時22分。
進軍開始から約1時間、初めての建造物が現れた。
掘っ立て小屋レベルの簡易なものだが、ちょっとのぞいて見ると・・・
おおっ。コレは!
索道の巻き上げ施設!
・・・が、現役ではないようだ。
小屋のちょい先に、
倒壊した索道支柱が。
さっき見たのは(アレが索道支柱だったとしたら)鉄製だったが、ここのは木製だったみたい。
無残にぶっ倒れてはいるが、
けっこう生々しく、滑車とか残ってた。
いつ頃まで使われていたんだろうなあ・・・とか想いを馳せつつ、長居はせずすぐに進軍再開。
ここのすぐ先にあったのが、このシーン。
左のコーンには「上方注意」、右には「一旦停止」。
つまり、ココはヤバいとこなんだ。こういうの、初めて見た・・・。よくあるんだろうか。
うーん、
確かにヤバそうね(汗)。
可及的速やかに、通過。
で、その先にこれまたすぐ、
六本目の橋。これまた無名。
谷側のガードレール欄干、一部が欠損。
残骸が橋の下に落ちていた。
橋上にはへし折れた支柱。こりゃ落石やな・・・くわばら桑原。
だ~いぶ登ってきたが、
路外にも樹木が茂っているために高度感はあまり感じられない。
一貫して、
気持ちのいい道が続く。
とはいえ、ず~っと「押し」やけど(笑)。
こんな痕跡も。
何かが建ってた、基礎っぽいな。
進軍開始から1時間を超え、ちょっと疲れてきた。ここまでにいくつかの遺構やランドマークがあってそれなりに楽しめたが、もう数十分、ダホンちゃんを押しながらの登りが続いている。
「アレ」が遠いのはわかっていたが、けっこう進んできたぞ?
・・・と思った矢先の7時35分。
おおお・・・
あ、アレは・・・。
でっか・・・
進んでいくと、地面に倒れている看板が。
落石有り
通行には十分注意して下さい
複数台で通過する場合
距離をおいて通行して下さい
吉野きたやま森林組合
コレは、ガチなやつ。そこいらで乱発されている「落石注意」とはレベルが違う。なにしろ、落石「有り」だから。書かれた内容も超具体的だ。
では、全景をご覧あれ。
絶句・・・。
【5】に続く。