小井隧道(廃?) 【2】 (奈良県吉野郡下北山村下桑原) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【1】より続く。
 
 
 
逢いたかったよ~!f0d987c8.jpg
 
と、心の声が出た(笑)。尾根下に突然現れる、小さな素掘り隧道。
 
 
 
コレは最初に訪れた2010年11月21日に撮影したもの。
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1枚目の今回撮影分と比べて、特に変化はなさそうに見えるが、唯一…向こうの明かりがちょいと小さくなっている。うーん、好ましくないな(汗)。
 
 
 
 
隧道へは、これまで辿ってきた道からは、90度左折の形になる。一心不乱に足元ばっかり見てたら見落とすレベル。
来た道を振り返ると、こんな感じ。
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こうして見ると、地味に危険やなー。
 
 
 
 
つづれ折りを含むここまでの道と小断面の隧道。これは明らかに、自動車交通の通行を前提としない、明治期ごろ以前の古道・古洞でしょう!改めて、テンション上昇。
 
 
 
 
では、参りましょうか、おもむろに。前回は内部をじっくり見れなかったしな。
 
 
 
 
 
入り口で振り返ると、こんな感じ。
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パッと見、即ガケになっているように見える。いかに道が急激に曲がっているかがわかる。
 
 
 
 
 
これは入り口の天井部。
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鑿(のみ)跡か?
 
 
 
 
でも洞内には
 
 
 
 
 
各所にこんな穴も。
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これって、発破用かな~。相変わらず鑑識眼に乏しいわたくし…。
 
 
 
 
 
では、洞内をご覧くださいませ。
 
 
 
 
 
 
 
 
イイねぇ~!!
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最高だよ!!(嬉)
 
ちなみにコレは雰囲気重視バージョン(笑)。フラッシュ・オンだと
 
 
 
 
 
こんな感じ。
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洞内は非常に堅牢で崩落も皆無。安定感抜群、驚愕の良コンディション!
 
 
 
 
そして、上の画像で洞内右側内壁に数か所、こんなのが。
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手ブレとアングルのまずさでわかりにくいが、金属製のフックのようなもの。ちなみに下のは発破穴らしき痕跡。
 
 
 
 
 
ある場所では腐食しきって地面に落ちていた。こういうのが、4~5か所くらいあった。てことは…
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コレ絶対、昔ここに電線引っぱってたか、あるいはランプを掛けてたか、いずれにしろ照明があったのではないだろうか!?うわ―妄想が膨らむー!いやーん。(馬鹿)
 
 
 
 
さてさて、さらに進んでいく。ちなみに洞内にはただ一匹だけ、こうもりさんがお住まいでした。すいません、お邪魔しまして。
 
 
 
 
こんな正体不明の杭?もあったり。
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そしてその向こう。
 
 
 
 
 
 
最後のパートは水没。逃げ場はない。
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これは前回の写真。
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この時は先人?の残した命の一本道を通ってクリアすることができたが、この経験により今回は
 
 
 
 
 
 
 
長靴装着。
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わははは!この程度の水没など屁でもないわ!(馬鹿part2)
 
 
 
 
 
 
 
でも…
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前回より水かさが多いような…?
 
 
いや、
 
 
 
 
 
入り口から見えたとおり、
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坑口の堆積物が以前より増えてる気が…。
 
 
 
【3】に続く。