2012年8月27日、東京出張の移動中に秒速でシバいた物件。なぜならば、それは駅至近…っていうか、駅から(笑)。ちなみに、真夏のド昼間で陰影がきつくて四苦八苦した結果、どれも色調がしっくりこないけどご容赦を(笑)。
場所はコチラ!
そう、ここは東京メトロ丸ノ内線・四ツ谷駅。
地下鉄線でありながら地上にあるこの駅の、池袋方面ホーム。
その最後方から…
ばあ~。
威風堂々の煉瓦隧道が目前に!
コレは、この駅で接続しているJR中央本線の御所隧道。延長317m、甲武鉄道が新宿~牛込(現・飯田橋)間を延伸開業した明治27(1894)年に掘削された、中央本線最古のトンネルだという。この四ツ谷方坑口は、土木学会選近代土木遺産Bランクに指定されている。
しばしご鑑賞を。
ウィングまで完璧~。
扁額には何も書かれていないようだ。そして何気に盾状迫石。
実に素晴らしい!
ところで、山もないのになぜトンネル?
実はこの上は赤坂御所。いや、そりゃ仕方ないわな。てか、なにしろ時は明治。御所の下を通すだけでもひと悶着あった…と聞いたことがある。
実はコレで複線断面らしいのだけど、
それにしちゃそこまで広いようにも見えないけどなあ…。
まあでもそうらしい。何にせよ、現在は下り緩行線のトンネルとして使われている。
では、上り線および下りの急行線はどうなってるかというと、「旧」から視線を右へと移せば…
こうなっております。
新御所トンネル。
列車が通過しているのが、上りの緩行線かな?その手前が上り急行線、一番手前が下り急行線。ちなみにこの「新」も、土木学会選近代土木遺産Bランクとなっている。
ちなみに昭和4年製とのこと。ボックスカルバートとしては、かなり初期のものだ。まあ…我がホーム・滋賀県草津市の草津川隧道には負けるけどな(エッヘン!)
これらの写真全て、四ツ谷駅ホームから撮影。所要時間、約2分(笑)。
以上、完結。