【前篇】より続く。
実際のところ、
「地獄洞」パートはさほど長くない。
洞内中央部は、モルタル吹き付け覆工パートとなっていた。が、実はここはここで、ある意味地獄洞だったのだが、それはもう少し後で。
ここでお約束(謎)の
暗闇を愉しむの儀。
やっぱ落ち着くなぁ~(笑)。いや、こんなデストラップ満載の隧道で落ち着いてちゃイカンか。
ここらで気づいたのだが、
ちゃんと側溝が切られている。けっこうしっかり作られてはいるんやけどな~。
で…もう少し先で見つけた、こんなのを。
チョークで囲われた「うき」「うき」。
もちろん、「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」ではない(アホか
だから、貼らんでええっちゅうねん(笑)。
「うき」。これはもちろん、吹き付けられたモルタルが浮いている箇所を示している。浮いている箇所は遅かれ早かれ剥落する可能性が高いので補修が必要になるわけだが、この時点ではまだ対策はされていないようだった。
まあ、もはやその費用対効果に見合う利用状況ではなさそうに思えたので、致し方なしか。
で、こちら側も
坑口付近は(短いながらも)「地獄洞」状態の波板パート。
結局およそ100m弱ほどの洞内全域が、ヒデ―状態だった、ってことね(笑)。この惨状で出入りウェルカム状態だったのは、多少なりとも使われているからなのか、逆に封鎖の必要もないほど誰も使わないのか。道の状態を見れば、完全廃道とまでは言えない印象だったが…。
コッチ側の、
うーん、こうして見ると、廃ですな~。
シェッド部分ときたら、
もはや意味をなしておらんし(笑)。
ちなみにデジカメのタイムスタンプを見ると、この地獄洞内での滞在時間は17分。いつもながら、そんな長いこといたっけ?と思うんだけども、いたんよね~実際。あるいは時空が歪んでんだろうか(笑)。
で、結局のところこの隧道って
まともなポータルってあったっけかなあ。記憶にない。
とにもかくにも、かねてから気になっていたポイントに来てみたら、期待どおり隧道があった、という展開には大満足。堪能した。
せっかく来たので、
隧道からもう少し先へと進んでみた。
こりゃもはや、
獣道ですな…。
…って感じの道を進むこと4分。
脇によけられた簡易なバリケード、その先には分岐が現れた。
この辺を見ると、明らかに刈り払われている。隧道の前後だけが使われてないって状況なのだろうか。それもまたさびしい話だが…。
まあ、これ以上特に目的もないので、ここで撤退。
戻りの洞内、
ウキウキ・エリア(笑)を過ぎ、
抜ける手前で、行きには気づかなかったものをハケーン。
カエルの卵ですよね?これ(笑)。
苦手な方、すんません。
なんだかんだで、所要時間は50分。
ノートさん、お待たせ~。
帰ってから調べてみたら、当時この隧道を取り上げている先人は二人おられ、内お一人はわたくしと同じく、「電子地図で道が切れているところが気になって」という理由だったので、思わずニヤニヤしてしまった記憶が(笑)。
以上、完結。