西七條架道橋 (御前架道橋) (東海道本線 京都~西大路) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2014年3月19日、京都駅から西大路駅にかけて歩いた際のネタ。この日の記事は初めてですな。
 
 
タメなく、ドン。
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んん~?って感じの物件(笑)。手前の高架は東海道新幹線。
 
 
 
 
サイズ感的には…伝わるかな?
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こんな感じ。2.4mの高さ制限標識がありますな。
 
 
 

 

 
お名前は…って、あら?あらら??
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銘板が二枚あって、お名前が違うんやけど?
 
左側の金属銘板には、御前(おんまえ)架道橋。確かに東海道本線をくぐっている南北のこの道は、御前通り。で、もう一枚の銘板には「西七条架道橋」と。
 
 
どっちがホントだ?いや、どっちもか?(なんかそんなCMあったな)
 
 
で、右の銘板には、下り線は昭和39年10月、上り線は昭和10年の竣功と書かれているが、うーん、ホンマかいな?そのあたりは、おいおい。
 
 
ではさっそく、お邪魔してみましょ~。

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うーん長い!
 
都会に最低一本はある類いの、低くて狭い架道橋。しかもここはご覧の通り長い!交通量が多いため、信号制御による交互通行となっていて、時間帯によってはけっこう殺気立ってたり(笑)。
 
 
 
入って十数mで、コンクリ側壁から煉瓦側壁への継ぎ目。
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煉瓦の角は、丸く面取りされてた特殊煉瓦が使われていた。
 
ここでさっきの話なのだが、昭和10年にもなって、煉瓦の側壁とか有り得るんだろうか?ホントはもっと古いんじゃ?
 
 
 
んで、ここを記事にするほどに印象付けていたのは、
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内部の、このテイスト。
 
金属部材のせいなのかなんなのか、白・黒・灰・銀の世界。これがねえ、何ともいえずハードな雰囲気を醸し出してるんだな。天井のこのリベット打ち?の部材は、後年にコンクリで塗り込められた桁材なんだろうか。これもまたなんかサイバー感があって、カッコいい。

 

 
…ええ、個人の意見です(笑)。
 
 
 

コレなんか見ると、

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なんかのロケでも使えそうな?
 
 
 
 
一部の側壁では、
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わかりにくいけど、下部が切石積みになっているところも。
 
拡幅と改修を何度か経ているように見える。やっぱ、オリジナルは昭和10年よりも遡るような印象やけどなあ…。
 
 
ここまでは、通行が途切れたタイミングで撮った写真。
 
対してコチラ、
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絶賛通行中ヴァージョン(笑)。
 
特に車はちょっとでも早く抜けようという気持ちになるのか、皆ぶっ飛ばして行く。
 
 
歩道も狭いし、こちらもあまり長居は気が引ける。
 
 
そうそうに脱出して~、
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ぶは~っと振り返り。
 
 
 
 
こちらの銘板では、
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「西七架道橋」となっていた。どないやねん。
 
ただ、これが正式名なら、漢字は確かに「條」を使うのが正統だろう。「条」は近代になっての表記なので。
 
 
 
最後に、北側から引きで。
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外から見ると何も思わないけど、内部はかなりキライじゃなかった、御前…いや、西七条…いやいや、西七條架道橋でありました。
 
 
 
 
以上。