【8】より続く。
しばらくぶりのアクセント、
それは、橋。
林道高野線(仮)で見たものと違い、土が被されていない。
H鋼上に並べて敷き詰められた角材?がむき出しになっている。
H鋼相当くたびれてんな…。
橋を後にしてわずか4分、時刻は11時4分。
もはやおなじみの、この感じは…
いらっしゃいませ!お待ちしておりました!
本日3本目の隧道キました!
しかも、これまでとダンチで(死語)長いよ!
この隧道についてはちょっとあやふやなんだけれども、他のサイト様など見るに、「白洞隧道」とされている。
「平成16年度道路施設現況調査/国道交通省」に「シラボラズイドウ」として掲載されているのだが、そのスペックがいまいち腑に落ちないのよね。
昭和22年建造、延長30m、幅員3.4m、有効高3.5m
延長もっとありそうやし、幅員も有効高も今日イチで狭そうに見えるんやけど…んん~?
これはちょっと…確定できんなぁ。
場所はコチラ。
よく見ていただきたい。
この隧道、洞内にサミットがある。
樫山側の坑口下半分が見えなくなってるのがわかるだろうか?いや~やっぱ30mってことないと思うけどなあ…。
しかしワイルドやねぇ~。
進入して振り返り。
絶対に幅員3.4mもないって~。
この時点ですでにバッテリー残量が大いに不安だったので撮影をセーブしはじめていた。ましてやフラッシュ使用なぞもってのほか(笑)。
まあもともと、
フラッシュ使いたくない派やけどな!
えーっと、
どっち向いて撮ったか忘れた(笑)。が…いや、コレはイイ
ねぇ~しかし!!
樫山側へ抜ける…その時、
…エライもん見つけてしまった。
めっちゃ明らかに、
轍あるやん!?
しかもダブルトラックにしか見えないやつも。
ええーココまで入ってきてんの!?マジか?マジなんか!?
にわかには信じ難いが、事実は事実。そして後ほど示す理由により、この轍(まあいつのものかはわからないが、古くはなさそう)の主は、小匠から、つまりここまでで記事にしてきたあの道をず~っと突破してきたことになるんである。
まさか…
あのオジイか?
そういえば話した時、「この辺の道はマシなほう」とか言ってたが…(汗)。まあ別の人かも知れんが、いずれスゴイ人もいるもんだ…。
ああ、えーと、
(暫定)白洞隧道・樫山側坑口。
いや、イイ隧道だった。
ここで改めておさらいをしておこう。
こんだけ連載してんのに、まだこんなトコかよ(笑)。
さて、隧道を抜けた林道、
隧道によるショートカット効果で
再び小匠川との比高が縮まってきた。
進むことしばし…
あの先のカーブを立ち上がったら、
意表を突きまくるものに遭遇した。
ええ~!?(マスオさんふうに)
我がボキャブラリーではコレは「一輪車」と呼んでいるものだが、世間的には…何?猫車?
イヤイヤ、そんなことより、
なぜイキナリこんなところに!?
先ほど気づいたのだが、先人の記事で、(仮)白洞隧道の小匠側坑口向かって左側に立てかけられているコイツが写りこんでいた。確証はないが、まず同じものだろう。
誰かが戯れにココまで押してきて、こういう不条理感溢れる形で放置した?
情景的には嫌いじゃないが、勝手にモノを動かすのは感心しないな~。
気づけば、
小匠川がこんな近くに。ちょっと懐かしい感じ?(笑)
そしてあの先の明るい辺り。あそこがダメだった。
何がダメって、
道が。
白飛びしてわかりにくいが、小匠川の攻撃斜面であるこの場所で、ついに林道は20mほどにわたって大きく欠損。残る幅員はわずか50~60cm程度となっていた。
ここまでクリティカルな場面が何度もあった当林道だが、「物理的に」四輪車が完全に通れない状態になったのは、実はここが初めてだった。先ほどの轍が小匠側からのものと断じたのも、コレが理由。
コレをクリアすると、再度平穏を取り戻す林道。
このような見事な乱積みの石垣も目を楽しませてくれる。
そして…
そこからほどなく、
何か、見えてきた。
【10】に続く。