【1】より続く。
記事タイトルはこうだけど、実は当面南へと向かうことになる。目指す「アレ」は、道が東方向へと転じた、その先まで行かなくてはならない。
徒歩進軍開始から11分、8時41分。
立派な橋で、急斜面の沢を渡る。
この辺を見ると、何の問題もない道のように見える。まあ「国道」としてはヒドイもんだが…(笑)。
さすがに、この橋は独立の記事にはしないね(笑)。
わずか2分後、8時43分。
また小さな沢を渡る。ここは直下が人工の滝みたいになっていた。
8時47分。
このように、災害復旧の手が入っているところも何か所か見られた。最低限の保守はされているようで。
8時49分。
さらに小さな沢を越える。
ここまでのところ、つまらん光景しか出していない。でしょ(笑)。もちろん、わざとだ(笑)。
上の沢からすぐ。
簡易なゲート?の痕跡があった。
さらにそっからすぐ、8時51分。お待たせいたしました(笑)。
デリニエーターが…ではなく、
石積土留めと石積擁壁の、ダブルファンタジー(謎)。
ああ~目に優しい~(笑)。
この辺り、
路盤を支えるのは、ず~っと石積の土留め。
この道の土留めで、発見したモノがある。
その一つが、この右コーナー内側にある。…わかりますかね?
石組みの水抜き穴。
赤丸で囲った部分がそれだ。このようなコーナー内側、山からの水を洗い越しとせず、路盤下から逃がすための石組み暗渠である。
現代であればヒューム管とか塩ビパイプを埋め込んで終わり、ってなところ。何か所くらい見たかなぁ…。今では山側が埋まってしまってちゃんと機能していなさそうではあったが、改めて「道」としての歴史の重みを感じさせられる、素晴らしい遺構(って言っていいのか…)だ。こういうのはやはり、車での進軍を強行していたら気づけなかっただろう。
9時01分。
徒歩行軍開始から31分で四つ目の橋。
残念ながら、どれも名無し。
橋を渡ると、
素敵な掘割がお出迎え。
ややもすれば単調になりかかっていたところへ、ナイスなアクセントになってくれた。
目的地へはまだ遠い。
【3】に続く。