【4】より続く。
撤退からわずか3分で、
シェッドまで戻ってきた。
改めて、
その空間をじっくりと味わう。
うん、
このへんがイイかな?
一体ナニやってんだ?って、

朝食をね、ここでいただこうと。
道の真ん中にドッカリと腰をおろして、買ってきてあったパンと香り高い珈琲(ウソ)をいただいた。
そう、やってみたいこととはコレのことだった(笑)。
わたくし、普段は探索中のメシは運転しながら、もしくは歩きながら食べる。林道ラーメニングや林道珈琲に憧れつつも、我が貧しい心にはそんな余裕がなく(爆)、セカセカと動き回っておるわけだが、この朝は完全に、ココで朝食にしようと思って来ていた。
お見苦しい写真で恐縮。

旧国道の真ん中に腰をおろしてのメシなんて素敵過ぎるし、しかも来てみりゃあほぼ現役時の姿ということで、背徳感もなかなかのもので。
加えて(お忘れだろうが)、この探索は8月下旬。くっそ暑い中でシェッドの日陰の中は別天地の心地よさだった。つまり、心身ともに心地よし!
そういえば、ネタでこのシェッド内で大の字に寝てる姿をタイマーで自撮りしようと思ったけど、きっと他殺体にしか見えないだろうな、と思い直してヤメたのを、今思いだした(爆)。
わずか10分弱のつかの間だったが、非常に素敵な時間だった。
8時40分、本格撤収開始。
名残り惜しく見下ろすシェッド。
何気に近すぎて全体が収まらないことが、間接的にヘアピンのタイトさも物語っている。
峠を登り返し。
いつかまた来る日まで。ここはマジで再訪したい所存。
…とか、浸っていたその時、事件は起こった。
…え?なんか…
人キターーー!?
全然知らなかったので必要以上に驚いてしまったのだが、峠のてっぺんあたりから登山道が別れているらしく…。そうか、だから立入禁止とまでは書かれないのか。
もちろんニッコリと挨拶しましたともさ(笑)。
で、時刻は9時4分。ほとんどの方は忘れてるだろうが、
最序盤にスルーした、旧々道とおぼしき道まで戻ってきた。
今回はもちろん…ええ(笑)。
入ってみたら…
いや、なかなかの雰囲気じゃないの。
すぐに現れたのは、
倒壊した、物置的な小屋。
通りすぎて振り返り。
住居跡…というにはちょっとみすぼらしすぎるかな?
痕跡としては住居でなかったかもしれないが、かつては誰か暮らしていたのかも。そのくらいの広さはある空き地だった。
ひび割れまくったアスファルト舗装。これが本当に旧々道なのだとしたら、このわずかな残存区間は貴重なものだと思う。
9時7分、現道…もとい、旧道に復帰。
ごく短い、濃密な道だった。
さあ、もう残りは僅か。
コレも行きにはスルーしたもの。
まだまだしっかり読み取れるが、徐々に色あせていくんだろうな。
そして9時10分。
戻って参りました~。
往復での探索時間は1時間49分。体感よりは短かったが、大満足だった。峠から南への分岐道表記も気になるし、南半分の旧道にも逢いに行きたいしで、ここはぜひまた再訪したい。
…ラーツーでもしますかね?(笑)
ちなみにこの後のネタで記事にしてるのは、1時間9分後に訪れた妙理橋と妙理川橋。
以上、完結。