【序】より続く。
これが
旧道の八世乃洞門。
旧道が放棄される直接原因となった隧道だが、ここから見る限りはそんな印象は感じられない。
手前の、まさに洞門部分は、「昭和62年1月完成」の銘板があった。「災害防除工事」と書かれているのが、むなしい。
隧道そのものは、昭和36年の完成。延長は92mである。
扁額。
まさに洞門によくある(笑)、一文字ずつのパターン。
そして、よく見るまでもなく、金網封鎖の彼方に
貫通確認!
修復不能なダメージを負ったという旧・八世乃洞門。が、この珠洲側にはダメージらしきものは見られない。ということは、洞内もしくは反対側に問題が生じたと考えられるのに、この力強い貫通っぷりは意外にも思える。
まあ、
行けばわかるさ。
もちろん金網を越えて侵入なんぞしてないですよ(笑)。そんなことしなくても、反対側へ廻れるから。
こっから海沿いを…
そう、初代江戸道・麒山道でヒョイっとね!
それはいきなり。
滝の直下。
滝の名は、垂水の滝。幸か不幸か今日は水量が少ないようだが、なかなかすごいなコレ。状況によっちゃあエライことになりそう。まあ、この立地じゃ、そうそう凄い水量にはならないのかもしれないが。
向こうに見えるのは、もちろん八世乃洞門。
見上げバージョン。
いや~気持ちイイ!
気持ちはイイが、それよりやっぱ隧道が気になる病気持ちのわたくし(笑)。先を急いだ。
さてこの麒山道、
やんなるくらい小奇麗に整備されちゃっている。
まぁ当然やけどね。今のご時世に遊歩道として開放するのに、江戸道のままでできるわけない…
のだが、
なんか…アヤシクナッテキタヨ?
そして、すでにチラチラ見えているのである…。キタか?あの先をクリアすれば…
おうっ…。
【2】に続く。