ニコイの深淵2014 【4】~Dungeon Calling~ | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【3】より続く。
 
 
 
 
ついに現れた、わたくし的に未知の謎穴。コーフンを抑えきれず。
 
 
しかもだ、気づかれたかどうかわからないが、
 
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なんと二穴並列ですがな!ヒャー!
 
謎穴へ至るには、再び沢を渡り返さねばならない。おもむろに接近。
 
 
 
 
大したことない沢に見えるが、そこそこの水勢がある。
 
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慎重に渡渉。コレは上流方向を見たところ。
 
 
 
 
 
 
 
無事渡りきった。
 
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そこは明らかなコンクリの護岸。そして手前の切り欠きは…。
 
どんなだったかはわからないが、ほぼ間違いなくこれは穴に向かって渡るための橋、または設備の痕跡ではないかと思われる…が、ちょっと想像つかんな~。
 
そしてあの先、険酷隧氏の立っておられるところまで行けば、これまた興味深いものを拝むことができる。
 
 
 
 
それがコレ。
 
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護岸の苔むした石積み。
 
コレも個人的にちょいと謎。このニコイの開発計画~頓挫は昭和中期~後期にかけてだが、あの石積みは明らかにそれより古いように思える。そう見えるだけ?あるいは、この遊歩道(となった部分)の一部は、もっと以前から歩かれていたのだろうか?
 
 
 
 
 
 
さて!いよいよ謎穴と対峙。
 
 
 
 
 
まずコチラ、向かって左の穴。
 
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ニコイトンネルと全く同じ、コンクリの坑門工。
 
少し埋まってはいるが、サイズ的にもほぼ同じではないだろうか。
 
 
 
 
そこから右方向にもうひとつ。9段の階段を降りたところに
 
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第二の穴。これもニコイトンネルと同サイズっぽい。
 
コチラはより整備された痕跡がある。床面はコンクり打ちで、滑り止めなのか石が埋め込まれている。これだけ見ると、やはりこれも人道トンネルだと思いたくなる…
 
が。
 
 
 
 
洞内の様子…アレはおかしいやろ…!
 
 
 
 
 
二穴の位置関係はこんな感じ。
 
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写真左上、険酷隧氏のリュックがあるのが、左の穴の前。
 
 
実はこの二穴の間にも、小さな謎穴がある(見えてますな)が、これは天然モノのようだ。
 
 
 
 
 
 
天然モノって、ナニかね?
 
今にわかるさ。
 
 
 
 
 
 
 
対岸を振り仰げば、
 
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偉大なるカツラの大樹。
 
その生命力溢れる姿を目に焼き付けて…
 
 
 
 
 
 
 
いざ、黄泉の国へ。
 
 
 

 

 
 
【5】に続く。