【前篇】より続く。
忘れ去られし現役県道のささやかな峠は、
切通しになっていた。
なんか、さらに道が荒れてきた?県道っぽさ微塵もナシ(笑)。
ここで振り返り。
雰囲気いいな~。
ここに車の往来は、ちょっと想像つかない。実際にこの道しかなかった頃は、このてっぺんが離合スペースだったのだろう。
さて、この小さな峠の向こう側、残り半分を見ていこう。
いや~、
心細い道ですよ!
一応ダブルトラックはあるけど、
その通行量は極めて少なそうだ。
何度でも声を大にして言いたいが、
ここ、現役県道ですからね?
最高でしょ?
そして徐々に周囲は開け…
その先には建物も見えてくる。
そろそろフィナーレだが、
結局、伊賀辻橋の看板以外に、ここが県道であることを示す具体的なものは見つけられなかった。
そして、
見えてきた。
「現道」が。
アレを右折すると御斎峠、そして伊賀市方面になる。いや~、いい道だった。
「現道」より振り返り。
ヒョロヒョロすぎてわからんやん!
左手には「春秋共生の郷」という施設があるのだが、明らかにそこへの進入路のほうが目立っている(笑)。
現在地はコチラ。
ちょっと視点を変えて、御斎峠側現道から。
県道がこの左折路だとは、こっち側にも当然まったく表示はなし。
いや~しかし、
この感じ、たまらんね~。
アレが県道っすよ!?
せっかくなんで、「現道」での分岐点ご紹介しておく。
正面を左右に走るのが、滋賀県道334号多羅尾神山線。右へ進むと信楽町神山地区、左へ進むと伊賀辻橋擁する「旧道別れ」を含む、多羅尾方面(まあここも多羅尾地内やけど)。
そこに見えてる橋、あいにくと親柱も銘板もなく、名称・竣工年次ともに不明。わかれば新道開通時期の大きな手がかりになるのに…。
とはいえ、
かたわらにはこんな旧橋遺構もあったりするので、こっちはこっちでそれなりに古い道なのかもしれない。
このあたりの道路の成り立ち順は、興味深いものがあるなあ…。
名無し橋を渡ったところ。
御斎峠までは3km、その先は伊賀国だ。
最後に、現在の「実質県道分岐」を、伊賀辻側から引きで。
まあ・・・だからどうってこともない写真ですけども(笑)。
以上、いささか消化不良ぎみに完結(笑)。