先日…といってももう一か月前の話ですが、久々にCDを買いました。とはいえわたくしが新たな作品を買うわけもなく、再発モノですが。
それがコチラ。
AUTOGRAPHが85年に発表した2ndアルバム、「THAT'S THE STUFF」。
このアルバム、当時の某メタル専門誌レビューでは確か77点とかビミョ~な評価だったんだけども、レンタルレコード屋(若い子は知らんやろな~)にあったので、一応借りてみたんです。あそこのレビュー、あんま信用してなかったし(笑)。そしたらやっぱり…ハマりましてん(笑)。
B面4曲目(笑)“BUILT FOR SPEED”
一聴してわかる、「アメリカ~ン!」な雰囲気(笑)。コレは実に正統派の、アメリカン・ハードロック・アルバムなのですよ。
カラッと明るく、湿度は控えめで、クソ暑い今みたいな時期にはピッタ…
いや、ちょっと暑苦しいかな一般的には(爆)。
まあ、ちゃんとお約束どおり、しっとり系ナンバーもあるんですよ?
B面2曲目、“CHANGING HANDS”
しっとりとはいえ、そこまでウェットでもない感じ。「ど」バラード的なウェット感が好きな日本のリスナーには中途半端だった?
確かにね、スティーヴ・プランケットのナスティでねちっこい歌い回しが、ちょっと好き嫌いを分けるかな、とは思うんです。実際わたくしも最初はそのクセの強さが気になったけど、すぐに慣れ、最終的には好きになりました(笑)。
ハマったわたくし、とりあえずカセットテープにダビングしまして、伸びてダメになる(これも若い子はわからんやろな~)ほどに聴きまくりました。んで後年、改めてCDを買い直そうとしたら、すでに廃盤。そして…中古市場でどえらい値がついておりましたわ。軽く5ケタの数字とか…。
で、ようやく2009年だったかにしっかりと再発CDがリリースされて…なんで今まで買わなかったのさ?(笑)
この動画2曲でわかるとおり、赤ジャケと青ジャケが存在します。んで、収録曲も2パターンありまして、オリジナルのB面1曲目“SIX STRING FEVER”に代わって、”WE'RE AN AMERICAN BAND”(GRAND FUNK RAILROADのカヴァー)が納められているやつと。
いやいや、遺憾、イカンよキミぃ。
全曲素晴らしいとは言わないまでも、この“SIX STRING FEVER”はアルバム中トップ3を争うほどの名曲だと思うのに、な~んで差し替えるかねこのバカチンが!
このバンド、クオリティ的には申し分ないのに、ちょい売れ程度に留まってしまい、結局消滅(その後再結成)。
なんで売れなかったか、その理由はたぶん…
ちょっとちっさいけどルックスが良くなかったのですなあ…。
折しも時代はMTV全盛期、どんなアーティストだってこぞってプロモーションVを制作して、MTVでドカンとイッパツ!な時代。そんな時にこの人たち、絶妙にブサイクだったんですよねえ…哀しすぎるわ…。ギターのスティーヴ・リンチなんて、すんごいギタリストなんだけど、いかんせんお顔が…。
つうわけで、「売れない」→「廃盤」→「でもクオリティはめちゃ高」→「中古市場高騰」とまあこういう流れですわ(笑)。
ようやくこのたび適正価格で(笑)買い直せましたので、ずーっとのどに引っかかっていた小骨が取れたようで、もうスッキリでございました(笑)。
以下、おまけ。
そういえばジャケットのこの女性型ロボット?、ロック好きなら他でもどっかで見覚えないですか?
実は2001年発売の、
AEROSMITHのアルバム「JUST PUSH PLAY」。このジャケットが良く似てるんでございますの。
これ、パクリということでなく、いずれも同じ人物がアートワークを手掛けたんですが、それは日本人イラストレーターの空山基氏。初代の「AIBO」のデザインも手がけた、世界的に有名な方です。
以上、雑学のコ~ナ~でした~。