そこにあったのは、思った以上に「旅館」している光景。やはりここからが、この旅館のエントランスなんだろう。うわ~、ヤバいな。大丈夫かな…。
申し訳ありません、お邪魔します。
恐る恐る進んでいくと、
正面に建屋が。
そして、視線を移動すれば、
左上にも。これは崖下から最初に見つけた建屋だ。
このあたりで、しばし立ち止まって様子をうかがった。ホント、誰かいるんじゃないか、と。
しかしあたりは静まり返り、どうやら完全に無人のように思えた。よって、注意を払いつつ探索を続行。
進んだ先、坂のピークに当たるところに、
分岐があった。
左手前へ折り返すのが正ルートのよう。対して、再び下っていく直進方向は…ちょっと違うオーラが漂っているようだが…?
まあそちらは後回しにして、まずは正ルートへ。
というわけで、向き直った景がコチラ。
おおっ…。
美しい。実に美しい。いつから休業されてるのかはわからないが、ほぼ現役の旅館だといわれても信じるレベル。
そして迎えてくれたのは、
ごくごくシンプルながらも、旅館名の扁額を掲げた山門。正に表玄関。
で、左に見えるのが、一番最初に見つけた建屋だが、
その軒先をチェックして見ると
「おふろ」。
おお!ここがお風呂でありますか!なんでもこのお宿は貸し切りのいいお風呂があったそうだが、それがここなんだろうか。温泉旅館、しかも一軒宿かあ…いいなあ…。
で、山門からさらに登ると、
使途のよくわからない水車?があった。もしかして単なる飾りだったかもしれないが。
ここで、道は再度折り返し。
上の建屋の方へと登っていく。
さらにもう少し登ってみたが…
ここでヤメておいた。
恐らくこの先がお宿の正面玄関だったのだろうが、さすがにこれ以上進むのは気が引けたし、人が居るというリスクが完全排除されたわけでもなかったので。いや、ヤバいよヤバいよ…(出川哲郎ふう)
ここからの見下ろしが、
もう完全に、現役のお宿。
フツーに、泊まってみたいわこのお宿。車を停めてからここまでの道のりも、なかなかステキだったし、お風呂も素晴らしそうだったし。
てな感じで、さながら全然営業中っぽい見た目ではあったが、
ふとした、こういうところ。
こういうところに、そこはかとない、「あるオーラ」が漂い始めていた。
一体、いつから休業しているのだろうか。そして、
「いつまで」休業するのだろうか。
この様子を見ていると、いわゆる「廃業」状態とは思えない。何らかの事情で休業していて、状況が整えば営業再開、という方向なのだろう…とは、現地を見ての感想だが、実際のところはどうなのか。
つまり、「なんで」休業しているのか、ってのも実に気になるな。
さて、まだドキドキしつつも、
毒を食らわば皿までも、と申しますが(笑)。
こうなればどんどん行きまっせ~。
【6】に続く。