旧・仁丹橋橋台(仮) ~仁丹橋の奇跡 【4・前篇】 (京都府木津川市加茂町井平尾) | 穴と橋とあれやらこれやら

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【謎遺構】篇より続く。
 
 
 
現場へ急行中、現・仁丹橋より。1800077a.jpg
 
ちょうど画像の真ん中あたりにあるはずだが、まったくわからず。
 
 
実にそうなのだ、対岸へ渡って府道から見ても、これがまったくわからない。普通に車やチャリ、いや徒歩でさえも見つけられないだろう、何かあると思って探してないと。
 
 
ああ…そうそう、さりげなく言っときますけどね、
この物件、ネット初出ですよたぶん。
あっ、「どこがさりげないねん!」ってツッコむトコなんで(笑)。
 
 
 
さて、府道の路肩の柵を乗り越え川を覗き込んで、ようやく発見。
8bc56a37.jpg
 
 
おったーー!!
しかし2月の植生でコレなら、夏場はマジで見つからんなー。
de2b71d0.jpg
 
 
ひゃくパー間違いない。コレは紛うことなき橋台ナリ。手前には数mの…えーと、突堤状の部分があり、堅牢な石垣で護られているのがわかる。てか、この突堤状の部分、正式な土木用語ではなんていうのでしょう。どなたかご教示ください。
 
 
実はこの足元真下にもイイものを発見したが、それはまた最後に。
 
 
 
和束川の断崖に立地するだけあって、さすがにかなり急峻。右側から降りられそうなので注意しつつ降りるのだが、個人的にはここが一番ツボやったなあ、というのが、ココだ。こんなもん見せられちゃあ注意どころじゃねえ!
91ab01a4.jpg
 
 
こんなの初めて~。
0f709249.jpg
 
なんじゃこりゃ~!
櫛歯の装飾みたいに見えるけど違うだろう、多分。単なる素人の見立てに過ぎないが、断崖の形状に合わせて積み角度を変えた?のか?ある段を境に、見事に内側に45度オフセットしている!
 
8c776dc2.jpg
素晴らしい~。
 
69b7242b.jpg
まるで螺旋階段のようじゃないか。
補足しておくと、画像右側の明るい側が対岸から見えていた部分。つまりコレは橋台のさらに裏側ということ。ちなみにココまで降りてきたが、まだ終わりじゃない。ここからさらに危険な斜面を川床まで降りなければならない。ブツの巨大さが伝わるだろうか?ちなみに右側のオーバーハングしている巨大な岩みたいなものは、デカイ擁壁の残骸(の裏側)。
 
 
 
 
 
 
 
少々苦労して降りてきた、川床まで。そして
131b2adb.jpg
 
見上げる威容。基部は天然の巨岩にガッツリ乗っかっている。
 
 
 
 
ここで疲れ果てて【後篇】に続く(笑)。
 
 
 
なるか、年内完結(爆)