六本木林道の隧道群(断章)【2】(千葉県君津市東粟倉)  | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【1】より続く。
 
 
第二隧道からわずか数十m、第三隧道西側坑口。房総らしいなめらかな風合い、たおやかなビジュアル。超ゴキゲンさんなんだけども…
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あの路面は、よろしくないよなあ…。
 
正直、3年近く前のことなんで、記憶があいまいなままこの記事を書き始めた。そして今の今まで思い込んでいたことがある(セピア色の記憶的な色で・笑)。すなわち…
 
「あの時、こんな悪路を見て、通り抜けできるのかどうか躊躇したはず。確か、歩いてこの先
の状況を確認しに行ったはず。」
 
だろ?ベイベー。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
してない。してないよ僕。
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イキナリ突破しちゃってるよ僕。
 
 
いやあの…自分でビックリしたんだけども、デジカメのタイムスタンプをコマごとに見ると、どう見ても偵察に時間を要した形跡がないの。この人、本気でアホウなんじゃなぁい?
記憶違いだったのは、偵察…というか路面を見に行ったのは、突破した後だったのであった…。我ながら今のはヤバかった~!とか思って見に行ったんだろう、きっと。
 
いつだかのノーヘルに続き、良識ある先輩方のひんしゅくを買い、叱責を賜ること必至ですね(瀧汗)。マジでこれは無謀以外の何物でもない行為。言い訳がましいけど、今ならまずこんなことはしない。まずはぜったい慎重にコンディションを見極めるだろう(それ以前に入ってくんなよ?いや、その通り)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
とは言え、

 

 
 
 
 
 
 
 
やっちゃったんだね、dfc53510.jpg
 
 
あの日の僕は。
 
【1】で書いたように、この日は長靴でもないスニーカー。路肩キワキワくらいしか歩くスペースがないくらいにヌカヌカやし
 
一体全体、どうやってこのぬかるみを見て、「行ったれー!」って思ったの、あの日の僕。
そして、なんでスタックしなかったんだろう?神の采配に感謝。
 
 
 
 
 
そんな僕ですが、
 
 
 
 
 
 
 
コレはひと目で断念しました。
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さきほどの泥濘を突破してわずか数十m先。すぐそこには第四隧道のポータル。さらにズンドコ進んでいきたいところ。だが。いや、さすがにね。コレはね。
 
 
 
 
 
 
無理でしょ。
さすがに最低限の分別のカケラ程度はあったようで(笑)。
遂に車を断念。徒歩にて四号隧道へ。この区間の路面は凶暴なまでの洗掘と泥濘。仮に普通車で進入すれば、大惨事は必至だ。
 
 
 
 
 
 
 
ここへきて初めてのコンクリポータル。扁額や銘板のたぐいは見当たらない。
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洞内もヌタヌタ。
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こう見るとなんてことないトンネルっぽいが、洞内のようすは、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
OUCH!マッシヴ~!!
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イカツー!!怖ァァ!!
しかもこの日の僕。長靴だけじゃなく照明も持ってなかったの。あったのは無謀さだけとは、いやまいったねこりゃ(爆)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この極悪足元の暗闇隧道を無照明ではキツイ。ここで素直に撤退を決意。無理なもんは無理。
かくして六本木林道隧道群、断章確定。
 
最後に、到達が叶わなかった四号隧道の東側坑口を望む。
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これはちょっとお気に入りのショット。いつの日かこの先へのリベンジは成るのか!?
 
 
 
 
 
 
 
ちなみにここはピストン林道。
アレを戻るしか脱出のすべは無いので。
改めて神の采配に感謝。もうしませんから。
 
 
 
以上、完結。