【1】より続く。
やっとこさ対面した、旧・三尾隧道。それは…
意外なるファニー・フェイスだった(笑)。
わたくしの印象は、「大口を開けて無邪気に笑うクソガキ」(笑)。そう見えません?
「顔」を印象づけるのは、この
スパンドレルに開けられた、謎の穴。
左右の穴の位置が絶妙で…
コレが「つぶらなおめめ」に見えちゃって(笑)。
そして坑口まわりには、かつていろいろなモノ(標識類?)が取り付けられていた痕跡が。
ファニーフェイスとか言いつつも、その実は引退した老兵そのものだ。まあ老兵ってほどのお歳でもないんだけどな。
さて、では…
お邪魔しましょうかね。
コンクリ巻き立てはわずか数mで終了、そこからはモルタルで固められた素掘りに。
しかし、いかにも狭いなあこの隧道。これでは普通車が精一杯で、バスなんてとてもとても。確かにコレは新しい隧道が望まれたのも頷ける。
ちなみにこの三尾隧道のスペックだが、
延長235m、幅員2.6m、有効高2.4m。
うん、やはり集落への命綱としては心許ない。
照明なんてもちろんない…と言いたいところだが、
わずかな巻き立て区間にひとつ。
こんなとこにあっても、さほど役に立たんような…(笑)。
振り返り。
いかなる時も裏切らない、鉄板の構図(笑)。
ノートさんの見送りを受けて、いざ、闇の中へ。
少し進むと、
やはりお約束というか、素掘りとコンクリ巻き立てが交互に現れるパターンだった。
我が極貧マグライト撮影。これでも少し明るく補正(笑)。
洞内には、
こんなのとか、
こんなのとか、
海の近くを感じさせるものが点在。
そして、先ほど照明のことを書いたが、
洞内には電線が引かれていた。
ただ印象としては、この電線は一線を退いた後に設置されたもののように思えた。一種の倉庫や漁具の保管場所として使用されていたっぽく、作業時の明かりとして引かれた、ような。
こんな感じの
謎の物体があったり。
案の定
こうもりさんがお住まいになっていたり。
入洞から9分、ゆっくり撮影観察しながら半分くらいまで来ただろうか。最初から向こうの明かりは見えていて貫通はハッキリしているのだが、ここらで引き返そうと思う。
反対側へ車ごと回って、反対側から残り半分を歩こうという素晴らしい計画(ツッこむとこよ)である。
その前にここいらで…
お約束の
暗闇を愉しむの儀。
以前からの読者の方にはおなじみだと思うが、いや~やっぱコレがないとね~(笑)。
静謐な闇の中…と言いたいとこだが、実際はこうもりさんの飛翔音に包まれながら(笑)。
去り際にようやく捉えた、
飛翔中のこうもりさん一羽。
なぜこうも写らないんだろう…永遠の謎(笑)。
次回【3】、反対側より。