2012年3月17日、神奈川県西部彷徨。この日のネタで記事にしているのは、めがねみちトンネル。今回ご紹介するのは、その約50分後に訪れた物件。
伊勢原市内、国道246号を西進中。
秦野市との市境をなす善波(ぜんば)峠を抜ける、新善波トンネルが目前に。
「新」とくれば、もうお約束ですわな(笑)。
っというわけで、そこに見える細道を左折~。
「愛し合うホテル」(笑)をすぎてすぐに、
旧隧道のお出まし!雰囲気イイね~!
いかにも無骨なコンクリートトンネル。左右の石積み擁壁も、いかにも旧道然として素敵~。
扁額には、隧道名。
左端にもなにか刻まれているようだったけど、ピンボケで判読できず。
洞内は、
コンクリートブロック造り。
これがオリジナルならば、昭和初期製ってとこかな?
ワ―――プ!!
…って、車で抜けただけですけども(笑)。
あーこれ、
ホント、鉄板ですね~。
いかなる穴でもそれなりに写る、奇跡の構図(笑)。
抜けて振り返った、
秦野市側坑口。
ほぼ伊勢原側と同じ…かな。一点、扁額の字体は違ったが、隧道名が刻まれているのは同じ。
今度は、左端をアップにしてみたら…
昭和三年三月…成?かな?なんか違うな…。
スペックは、延長158m、幅員5.5m、有効高3.7m。なかなか立派な隧道だ。
なぜかお見せしたくなったので、
縦アングルのやつを。
後で知ったけどこの隧道、ご多聞にもれずっつうか、神奈川県内で有名な心霊スポットらしいのだが、ふしぎと落書きなんかは見当たらなかった。市街地にもほど近い立地なのに、意外。
ここの旧道の佇まい、
実に良かったなあ~。
神奈川県央という立地で、こんな素敵な道は期待してなかったので、嬉しい驚きだった。
以上、完結。