【2】より続く。
決死隊の前に立ちはだかるは、
尋常でなく巨大な落石。
・・・いや、落石と言うよりは、完全に土石流ですわなコレ。本来水が流れるべきコンクリ暗渠は完全に埋め尽くされ、その上に鎮座する巨石。白倉を象徴する衝撃的光景のひとつ。よく耐えてんなコンクリ(汗)。
・・・いや、落石と言うよりは、完全に土石流ですわなコレ。本来水が流れるべきコンクリ暗渠は完全に埋め尽くされ、その上に鎮座する巨石。白倉を象徴する衝撃的光景のひとつ。よく耐えてんなコンクリ(汗)。
隊長の記事でもセンセーショナルに取り上げられていたこの場所。実は今回ここが最も懸念されていたポイントだった。未明までの雨で、ここの沢がエライことになってるんじゃないか?と。
しかし、幸いにもそれは杞憂だった。
逆に信じられないほどにふつ~の水量。なんでなん!?決死隊の誰かに、わが「荒天の神」を凌駕する神が降りていたに違いない(爆)。
てなわけで、この僥倖に感謝しつつ
粛々とクリア。
振り返ってみて
やっぱスゲーな!
そこからすぐ、8時08分。
まるで、覚悟を示したことに応えるがごとく、
白倉2号隧道登場。
当然、完全素掘り。こりゃ短い。しかし、デカイ!トンネルリストでのスペックは…
昭和37年建設、延長24m、幅員3.9m、有効高5.9m。
1号よりも幅員で0.3m、高さでは1.2mも高い。
2号隧道、魔境側坑口。
いやしかし、イイ感じですなあ!
この2号隧道あたりから、いよいよ銚子川の深く切れ込んだ谷がハッキリクッキリと見えるようになってくる。
特に怖かったのはココ。
ピカ氏命名、「お尻のつかないウォータースライダー」。
いや、死ぬって(爆)。
わかるだろうか?ここは暗渠だか洗い越しだかで山から水が流れ落ちているところなんだけども、路肩直下で限りなく垂直に近いナメとなり、そっから遥か下の谷底まで一気。
まあ全然伝わらんな~あのド迫力が(涙)。
そして、そこからすぐ。時刻は8時20分。
白倉3号隧道。
一本目までは遠かったくせして、一転して連打かよ!嬉しいやないかい!(爆)
トンネルリストでのスペックは、
昭和37年建設、延長171m、幅員3.4m、有効高4.3m。
スペックの示す通り、明らかにこれまでの隧道よりも長い。照明がないと、ちとしんどい感じ。
昭和37年建設、延長171m、幅員3.4m、有効高4.3m。
スペックの示す通り、明らかにこれまでの隧道よりも長い。照明がないと、ちとしんどい感じ。
しかしまあ、この頃はロクに洞内の撮影してないな…。
してたと思ったら、こんなんやし(泣)。
3号隧道、魔境側坑口。
ここまでの三本中、高さでは最も低いにもかかわらずの、この威圧感。むねぞう氏との比較でサイズが伝わるだろうか。
それにしても、素掘り隧道の極めて少ない関西圏にあって、こういうワイルド極まる物件が拝めるのは貴重だ。しかも一本ならず、連発で。
3号隧道を抜けてほどなく、8時30分。
この魔境道中において、ひときわ重要なランドマークに到達。
ひときわ立派な橋が現れた!
その名は、
清五郎橋。
昭和三十九年三月竣功。
場所はコチラ。
ここまで西(南西)に向かってきた白倉林道は、この橋をターニングポイントとして北(北西)方向へと転じる。が、ここが重要なランドマークだと書いた理由は、それだけじゃない。
橋を渡りきったところに簡易なゲートが。そう、本来はココこそが通行止め地点だったんである。
てことは?それは何を意味するのか?
こっからは、ホンキよ!!(誰)
…ってことなのか!?
【4】に続く。