今夜も記事をトバすつもりでしたが、この訃報を知ってしまったからには…。
皆様はL↔R(エルアール)という日本のバンドをご存じでしょうか?ヤングは知らないかもしれないな。そのメイン・ソングライター/ギター/ヴォーカルだった黒沢健一氏が12月5日、脳腫瘍のため亡くなりました。まだ48歳という若さで。合掌。
1995年にはドラマ主題歌に起用された“Knockin' on your door”が大ヒットしたので、下手したら一発屋的に記憶されてるかもしれません。あるいはCMソングだった“Hello,it's me”か。
しかし、実は彼らの真骨頂は、世間的に認知されるよりも前、だと思うのです。わたくしもふとしたきっかけで彼らの曲を耳にして、ぶっ飛びました。この人天才だと思いました。
当時のわたくしとしては、スピッツの草野マサムネ氏とL↔Rの黒沢健一氏が当代きってのメロディメイカーだと思っていましたし、今でも思っています。
なので、コレが出た時即買った、という「アーリー・ベスト」な作品が、これ。
1994年に発売された「Singles & More」。
もし彼(ら)の曲を聴いたことが無いポップスファンがいるとしたら、今すぐに聴けこの馬鹿野郎、と申し上げたい。いや、ほんとに、ポップ・ミュージック好きなら、聴かないと人生損してますよ(笑)。
このアルバムに収録された珠玉のマスターピース群を改めて聴いている(勉強せにゃならんのに…)のですが、率直に申し上げて、この天才が正当に評価されないままに夭折してしまったのは残念以外の何物でもないと思いますし、もう不思議でしょうがない。
まあわたくしとて、ヒット前の彼らについてはこのアルバムしか持っていないニワカファンでしたが…。
これ初回限定パッケージだったっけ?ずっとコレだっけ?忘れたけど、
アナログ仕様の紙ジャケット、しかも見開きダブルジャケット。あぁ、左から2人目が健一氏ですね…。
ダブルジャケットとか、死語かな(笑)。ああ、でも最近またアナログって人気あるよな確か。
まあとにかく、天才・黒沢健一の早すぎる死を悼み、ご冥福をお祈りしたいと思います。この機会に再評価されることも…。