【前篇】より続く。
ロケーション、アプローチ込みで、かなりイイ感じの吊り橋。
手前から桟橋で始まるという演出も心憎い(笑)。
改めて正対。
この白い「通行止」看板が上から見えたおかげで、見つかったと。皮肉なことよのう(笑)。
まあ、通行止めとか立入禁止の看板が、設置者の思惑とは逆の効果を発揮するというのは、この業界あるあるでございます(笑)。
ほぼ廃橋同然のこの橋だが、意外なことに状態はさほど悪くない・・・いや、けっこう良さそうに見えた。
これならもちろん、
床版はエキスパンドメタル。金属製の床版は、やはり耐久性が木製のそれとは全然違う。ケーブル類も錆びてはいるものの、特に不安は感じさせない。揺れもごく普通。
いや、この立地からしたら拍子抜けするほどに、まるっきりしっかりした吊り橋だった。
中央あたりで足元を。
写真では伝わらないが、おそろしく美しい四ノ川の流れが素晴らしかった。
ここの7時間半後(!)に出会った小又川の吊り橋でも書いたが、深い水の上でなければ、下が丸見えであろうが気にならないのでありました。
行く手を見る。
茂り放題の樹木が覆いかぶさり気味。
そこを抜け、
対岸へ。
なぜか寄って撮らなかったのだが、正面のアンカーレイジ上に謎の設置物があるのがわかるだろうか?明らかに何かが入る(入れる)スペースがあるのだが・・・何?蜂洞でもないし・・・。
振り返り。
こっちの「通行止」は、誰に向けてのものなんだろう。この橋を渡らないとここには来れないと思うけど・・・(笑)。
なぜかやりたくなる(笑)、
こんなアングル。
ちょっと頑張ったら、床版の下に潜り込めた。
先ほどから高さがいまいち伝わらなかったかもだが、実際のとここれくらい。10mくらい・・・かな?
これでもやはり水のキレイさは・・・伝わりきらないな~。
ところで、渡った先の道は、
川に沿って続いているようだった。
わたくしはココで引き返したのだが、帰ってから調べてみると、どうもこの奥にはかつてコバルト鉱山があったのだとか。実際に採掘されていた時代よりもこの吊り橋は明らかに新しいと思われるが・・・。
ちなみに最初に出した地図をよく見ていただくと、この道が延びていたのであろう先のほうに、6つの建物記号が描かれている。これらがコバルト鉱山の遺構と関係のあるものだと思われる。知ってりゃ見に行ったかもな~。ただの山仕事の作業道だとばっかり・・・。
では、戻りの様子を動画でどうぞ。
なぜか恐ろしく画質が悪いのでショック・・・(泣)。
堪能して撤収。
登り返していくと、
上がってきたのはまさにココ!
どんだけピンポイントやねん(笑)。
おあとがよろしいようで~。
以上、完結。