【2】より続く。
おもむろに入洞。
先ほどの惨状が嘘のような
美麗な煉瓦アーチ!
側壁は切石だった。坑口付近では粗悪なコンクリで補修された結果あんなことになってたが。とても同じ隧道には見えないな~。
ちなみに、我が貧弱照明のみだったら…
こんな感じ。
暗ぇなオイ(笑)。新しいマグライト欲しいな~。
さほど長大でもないこの隧道。上の写真でもうっすら見えているが、
洞内はここからアグレッシヴな変化を連発する。
いきなり、全面コンクリブロック巻き。
コレは振り返っての撮影。煉瓦巻きからの変節点を撮ったもの。ガッツリと断面も変化している。ここは後年の改修でこうなったのか、まさか…最初からこうだったのか?
最初から煉瓦とコンクリブロックの併用だとすると、かなり年代的に興味深いことになってくる。道路隧道にコンクリブロックが使われ始めたのは大正時代も終わり近いころ。逆に煉瓦隧道はその前、明治~大正の半ばすぎまで。ふたつの部材の架け橋となるかのようなこの隧道のハイブリッド具合は、大いに好奇心をそそる。
まあ、コンクリブロックがオリジナルだとしたら、やけどね。
コンクリブロック・パートのお次は…
素掘りキタ━(゚∀゚)━!
いや~楽しませてくれるな。一転して履工も何もない完全素掘りかよ!やってくれるわ。しかもこの素掘りパート、幅員的にめっちゃ狭いな!
それを過ぎると、いよいよ
まもなく東側坑口、そして改めての煉瓦アーチ。
その煉瓦アーチだが、
…。やっぱこんなんなってんのね…。
ポソポソやんか~。
しかしこの東側坑口、
キテるねぇ~!!
これぞ「まさに廃隧道!」とでも言うべき光景。
すなわち廃景。
個人的に絶景。
エライことになってそうだが、いったいどんなんなってるのだろうか…?
暗黒画像に終始したまま【4】に続く。