【2】より続く。
あの「岩肌コーナー」を立ちあがって突き当たり。道は何度目かの大きなカーブで左へ転回しているのだが…この線形…
怪しい。
この古道にあって、これまでになくいかにも近年に拓かれたっぽい右側の山肌。当然本来の道はここを直進していたはず。
というわけで、
正面の藪をゴニョゴニョしてみると…
今は亡き橋の橋台、現る。
山側からのアングル。言うまでもなくこれは橋台の間から仰角で撮ったもの。左手前、右奥には、かつての木桁と思しき残骸が打ち棄てられている。
そして反対側、谷側から。
この上に木桁が渡されていたわけですな。
少し右から。
手前の橋台と奥の橋台。すなわちコレがカーブの内側のラインでもあった、と。
いや~、予期せずイイもん見つけた!橋台を堪能して再び動き出したのが、16時08分。
ここから、道は…
がぜん、心細くなる(笑)。
しかし、依然として路面の欠損には遭遇しない。愛車の傷を勲章とする勇者ならば、まだこの奥に車で突っ込むことは可能…かもしれない。
…いや、やらないでねお願い(爆)。
アサヒビール(スーパードライではない!)の缶を発見しつつ
道は続いて行く。いや~イイ調子で歩いてきた。
心細くなってはいるが、しっかりと踏み跡が続いている。隧道にだいぶ近づいたんじゃね?
とか考えつつ、意気揚々と少し開けた場所に出た。
こんな場所。そして、
突如、道、消失。
あまりに突然だったので、まさに目が点。正面の藪へ分け入ってみたが、まったく道を思わせるものはなくすぐ撤退。コレは違う。
と、なれば…これでいくつ目か?のヘアピンってことか?
でもこれは…(落涙)
ルンルン気分(死語)で甘い妄想を抱いたら、ロクでもないことが起こるとか、これも同業者あるある(笑)。てことで、四輪はここまでが限界だ。いや、だからやめてね。
かくして進軍開始後48分が経過した16時13分、甘い夢は終わりを告げた。
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