2014年5月25日、北陸OFFのフィナーレの地にて出会った、個性的な橋をご紹介します。駐車場所の目の前にこんなもんがあったら、さっそく拝みに行きますよ~(笑)。
思えばこの日のことは、ネタ物件であるコレしか記事にしてなかった(笑)。伏線張りっぱなしで放置の物件がここにも…。
場所はコチラ。
今回、タメずに登場(笑)。どうでしょうか?
そこに立つは、まぎれもなく吊り橋の主塔。が、ケーブルが張られている様子はない。
そう。この橋は、吊り橋から桁橋へと転用された、珍しい(かどうか知らんが、こういう橋見たことない!)橋なのであります。
その主塔には1.5t制限の標識が掲げられ、傍らには天下一品…もとい、進入禁止標識、渡り口にはポール。つまりはこの橋、歩行者専用橋ってこと。
ちなみに、右に写るは人妻 アルプさん。
では、渡ります。
特筆すべきは、木製床版であること。吊り橋時代のテイストが感じられる。
けど、
ガッツリとポニートラス。木製床版とポニートラスなんて組み合わせ、ステキよね~(誰
ちなみにポニートラスってのは、ご覧のような上部がつながっていない小ぶりなトラスを指します。
幅員的には、普通車イケますな。…いや、だからってヤったらダメですが(笑)。
橋上から望む、上流側。
川の名は、手取川。
コチラ下流側。
すぐそこを横切るのは、R157鶴来バイパスの山上郷大橋。手前のランガーアーチは並列する水管橋。ちょっと面白いので、後ほど軽くご紹介。
さて、
橋の中ほどで、ちょいと面白いことが起きる。それは…
ポニートラスのサイズ変化。
なんでこんなことになんのか、理由は定かではない。が。
大型のトラスが架かるのは本流部分。推測としてはそこにサイズが大きく重いトラスを配することで自重を大きくし、流失リスクを軽減させる狙いがあるのではないかと。
ここで意味なく
釘感をお楽しみください(爆)。
さて~、渡りきって振り返り。
いや~、「吊り橋でござい」的な白々しさがイイね~(笑)。
ここまでに橋の名称を示すものはなかったが、主塔の根元に、
「和佐谷橋」という名称が判明。
しかしこの許可票、主塔に設置されているってことはまさに主塔に対してのもの?目的が「和佐谷橋存置のため」となってるけど、この主塔自体は役目を終えてるし…。
「工作物新(改)築許可」やから、トラスとか手すりに対してのものかな?なかなか興味深いな~。
そうそう、さきほど見えた水管橋がコチラ。
ちょっと斜めってるのにお気づきになる?
手取川に対して斜交して架かっているがための姿だが、これまた面白い。…って、コレを楽しめるのは変態だけかもしれんな…(笑)。
その場から改めて望む和佐谷橋。
なかなかイイねぇ~。
歩行者用橋とは思えない、このゴッツさ。
やっぱ昔は車も通したのかな~。
補剛桁も木製なんですな~。まあでもさすがに踏み抜く恐れはなさそうで(笑)。
ところで…ポニートラスのサイズが変わるところの橋脚…
めっちゃデッカイ!
三段ある基壇の最下部、サイズは幅員の5倍近くありそう。
では、戻るとする。
鋼感を大事にしてみました(大謎
けっこうガッツリとズーム。
釘の数を数えてみてください(爆)。
こうして見ると、ポニートラスの変節点をもって、釘の位置も少し変わっている…ように見える。…気のせいかな(笑)。ちょっと傾斜があるとか。
先ほど気づいた巨大橋脚を、橋上から。
う~ん、マッシヴ~(笑)。
大変美味しくいただきました。ありがとうございました!
以上、完結。