【東側旧々道篇】より続く。
これが、現道の天神トンネル・東側坑口。
銘板によると、1998年3月の完成となっている。
通常、銘板での完成年から1~2年遅れて供用されることが多いことを考えると、旧隧道が一線を退いて約16年ほど経つことになるか。
さて、旧道への取り付きがないままココまで来てしまった。だが旧隧道があるのは確実。
ならば、直登しかないでしょ!
どうやら、トンネル向かって左から登って行けそうだ。
登っていくと、そこは…
ゴミの山。大量の不法投棄物が斜面を埋め尽くしている。
この趣味をやってると、しばしば遭遇するこの状況。目にするたびに、情けなく寂しい気持ちになる。どんな神経で、テメエの不要物をこんなところに捨てるのか?自分さえ良ければいいのか?
この趣味をやってると、しばしば遭遇するこの状況。目にするたびに、情けなく寂しい気持ちになる。どんな神経で、テメエの不要物をこんなところに捨てるのか?自分さえ良ければいいのか?
いいんでしょうな・・・。
ほんと、こういうことする輩には、
可及的速やかにそれなりの天罰が下っちゃいなよ!メーン!
と、思いますよ(笑)。
あーさて、そんな嘆かわしいばかりの不法投棄物たちだが、シャクなことに探索時にはある手がかりをもたらしてくれる(いや、捨てられたゴミたちには罪はないのだよね)。
と、思いますよ(笑)。
あーさて、そんな嘆かわしいばかりの不法投棄物たちだが、シャクなことに探索時にはある手がかりをもたらしてくれる(いや、捨てられたゴミたちには罪はないのだよね)。
それはすなわち、道路の位置。 投棄物ってのは殆どの場合、道路から投げ落とされる。つまりゴミの散乱する斜面の上を目指せば、道へと至る。
というわけで。
投棄物を踏み越えての進軍は大変危険。特に登り降りは慎重を期さないと、思わぬ毛ガニ・・・もとい、怪我につながる。
汗まみれでよじ登っていくと、
上にガードレール見えた!しかし最後は激藪!
ぬおおお強行突破!ガサガサガサガサガ
サ
ブハァアアあ!
と旧道へ出た(笑)。コレはわたくしが登ってきたところを振り返った図(爆)。うああ暑いぃ!
しかしなにはともあれ、旧道へ強行ランディングを果たした!さっそくに辺りを見回せば、
感じる。感じるよあの気配を。
ちっとばかし手こずらされたが、もう間違いない。
高さ制限標識まで出てきたからには。
ようやく逢えたな、メーン!
もう、焦らしやがって…の、天神隧道東側坑口。洞内からは冷気が白い靄となって漂い出て美しい。坑口前の2.6m高さ制限標識と、警戒色塗装の高さ制限バーがまた、ベストマッチなカップリング。
ただし残念ながら
完全封鎖!立ち入ることはできませんの。
なので、外から見学。
照明が落ちてぶら下がっているのが強烈だが、隧道自体の状態はさほど悪くないように見える。
ちなみに中央の白い影みたいなのは、我が貧弱照明の光が洞内の白い靄を照らしているため。
霊的なアレではありませんのでご安心ください(笑)。
続いて、扁額を鑑賞。
銅板をエンボスしたように見えるこの扁額、なかなかレアケースじゃなかろうか?
左端には「昭和二十九年四月 兵庫縣知事 岸田幸雄」とある。岸田氏は1946(昭和21)年~1954(昭和29)年の間、ごく一時期を除いて知事を務めた人物。
苔むした擁壁が
イイ感じで。
…とか言いつつも、実際のとこ単なるコンクリトンネルではあるけど。
それでもやはり、それなりのオーラはまとっておりますな~。
さて~。歩いて抜けられない以上は…
反対側にも回り込みたいっすよね~モチロン!
そのためには、まず車に戻らないと。
それはすなわち、
改めてこの旧道を味わうこと。
【東側旧道篇】に続く。