国道365号・椿坂トンネル旧廃道 【北側篇・3】 (滋賀県長浜市余呉町中河内~椿坂) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【2】より続く。
 

 

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椿坂峠の「いいところ」…いや「好きなところ」、始まり始まり~。
 
こういう現役時代を知っている道の旧道落ち後を歩くってことは、どんな道だか、何を期待できるのかを知ってしまっているわけだが、それもコミで、なんか感慨深いものがあるな~。
 

 

「たぶん廃道落ち」後も相変わらず、それほど道は荒れてないのだが、
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いささか車道にはみ出しすぎの藪と、(当然ながら)濡れたタイヤ痕のない、流れっぱなしの雨水。
 
そこには確かに、廃のオーラが嗅ぎとれた。
 
 
左側の藪には、
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こんな看板がかくれんぼ。コレ、ここ含めて何か所かで見かけた。
 
しかしねえ、なだれ注意」って言われても…落石以上に、どうしていいかわからんし。
 
 
その先では、
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プチ線形改良の痕跡であろう広い路肩があった。
 
いかにも「地方の幹線国道の峠道」然とした佇まい。完全に現役の道の写真のようだが、同業者なら気づくはず。路面から轍がまったく消えてしまっていることに。
 
 
生きているようだけど、実は生きていない。
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このテイスト、個人的に、これまでにない廃道体験だった。
 
 
 
うん、死んでるね。
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こんなこと、現役の幹線国道ではあってはならない瑕疵やし。
 
 
 
 
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けっこうな勾配で下ってゆく、旧国道。
 
 
 
その先には、
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峠からこっちで、もっとも深いコーナー。
 
 
 
それを立ち上がると、
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さらなるワインディング。
 
 
しかし、
 
 
 
わたくしの眼はその先を捉えていた。
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逢いたかったよ…アンタに(笑)。
 
何かはおわかりだろう。そう、あいつに逢いたかったのだ、主に(笑)。
 
 
 
路外に目をやると、
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眼下に見える道。この道の続きだ。
 
 
 
このダイナミックな線形。どうなってるかというと、
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もちろん、こう。
 
 
 
現役時代から一番好だったパートに、872d8ba8.jpg
 
 
遂に突入だ!
 
 
 
【4】に続く。