鳥取県道256号陸上岩井線・田河内トンネル東側旧道 (鳥取県岩美郡岩美町田河内) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【旧・田河内隧道篇】より続く。今回、緑画像オンリーです(爆)。
 
 
西側旧道より到達した旧・田河内隧道。
 
これで前回のリベンジは果たした。満足したわたくしは速やかに次の目的地へと去った。のだが。
 
 
前回、つまり2015年8月23日には、東側旧道にもアタックを試みていた。
隧道篇で既報のとおり、隧道東側は閉塞しているのだが、この時はそんなことも知らず(ってか、覚えておらず)、無残な敗走に終わった西側旧道突撃の後、
 
 
速やかに東側へ回ってきた。
 
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矢印を付けるまでもなく、旧道入り口はお分かりかと思う。
 
西側の惨めな失敗にハラワタ煮えくりかえっていた(笑)わたくし、今度こそは!と(今思えば、無駄な)気合を入れ直して
 
 
 
即刻突入!
 
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藪とかカンケーあるかボケェェエ!!!
 
…ぐらいのテンションで(笑)。
 
 
道の左手には、川の流れがあるようだ。藪で見えないけど。
 
 
 
…東側旧道進入から5分。
 
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思えばこのあたりが、「もっとも道っぽい」部分だったかと。
 
 
 
 
そこから3分、
 
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左手の川に、古びた砂防ダムが。
 
 
 
 
さらに2分…。
 
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唐突に道、終了。
 
くそ、やっぱこうなんのかよ…。
 
この時は、わたくしもヘアピンを疑った。ここらが左手の川の源流近くで、左にヘアピンでターンして谷向こうに移る線形はいかにもありそうだった。が…
 
そんな痕跡ナッシン。旺盛な真夏の植生が、観察を阻む。
 
もしかしたら、この場所が東側坑口だったのかもしれない。が、なんか匂いを感じなかったわたくし、ヘアピン説(笑)に賭けてみよう、と決めた。が、ここの激藪はとても突破できない…。ここを迂回して対岸に渡るには…。
 
 
アレだ。
 
 
 
…というわけで、
 
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先ほど見かけた砂防ダムを伝って、対岸へと渡った。
 
写真右手が上流方向、すなわちヘアピンを疑ったポイントがある方向。対岸にとりついて少し登ってみて、平場なぞがあろうものなら…素敵。
 
しかしこのシビアな取り付き…気を引き締めて登る。
 
 
 

 
 
結論を申せば、
 
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対岸にとりついて、およそ15分ほど激藪の斜面をガサガサと探し回ったが、隧道坑口はおろか、道らしき痕跡も発見できなかった。
 
かくして、西側に続き東側旧道も敗退確定…。
 
 
酷暑の中、東西合わせておよそ1時間以上も激藪を這いずりまわったあげくのこの結末には、もちろん大いに落胆した。まさにこの時以来の屈辱。そういえばコレも8月(笑)。
 
 

 
 
…という、まあ失敗をご笑覧いただこうというこの最終回のはずだったが、書くに当たって今さら発見したのだが、
 
 
ゼンリン地図を見たら東側旧道が描かれていて、しかも
 
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あの時わたくしが疑った通りに、折り返しているではありませんか!
 
マジか!?探索が甘かったと!?いや、もっと登らなアカンかったのか?
 
 
なぜか地理院地図と逆に、ゼンリン地図には西側旧道が描かれていないので、アバウトに書き込んでみたのが上のやつ。隧道位置は、およそこんな感じなんだと思われる。
 
…東側旧道が、この線形で正しいのなら。
 
 
 
うーん…
 
 
 
求む!チャレンジャー(笑)
 
 
わしゃあもうエエわ(爆)
 
 
 
 
以上、完結。