昔と今 | Queueのひとり言

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Dogとホリスティックな生活を目指す~

これは、あくまでも個人的な考えです。自分の小さな経験と知識の中で思いついたことを

独り言で言っているものです。

 

 

私が物心つく頃から学生の時期まで、飼っていた犬は、しつけ&トレーニングをしなくても

生活に困る行動は脱走位でしたし、脱走しても帰ってきました。

 

人に危害を及ぼす行為なんて考えられなかったし、リードをしなくてもちゃんとついてきていました。

子供ながら、当たり前と思っていました。両親がしつけをしていたわけでもありません。

 

犬を飼うときは小型犬から中型犬クラスの大きさの犬を譲っていただく事が多かったですが、

大型犬=シェパードとかボクサーというイメージでお金持ちが大型犬を飼って訓練所がくっついていて

専属の訓練士が賞を取ったり繁殖したりしていたように記憶しています。

 

ほしい純血種があるなら繁殖家さんの所へ行って飼ってくる。

あとは、貰うか拾うかでした。

ペットショップなんて身近になかったし、犬の餌はビタワンで、お米屋さんで買えました。

 

ウチは、私が生まれた年に生まれたマルチーズを譲っていただきカットは、父親がはさみでジョキジョキ

と切って、室内のトイレは、新聞紙を敷いていました。

それから、雑種も飼いましたが、みんな基本的に飼育に悩むレベルのものはなかったように記憶しています。

 

外飼いが当たり前の時代で避妊や去勢なんて考えた事もない

なので外で飼っているメスは妊娠してしまう事がありました。(ウチは室内飼いでした)

生まれてきた仔犬達は、環境に適した健康で気質の良い飼いやすい子が残っていったと思うので、

雑種は健康で長生き伝説も昔はそうだったのかもしれない。

なので、飼いやすかったのかもしれないと思うわけです。

 

気質は遺伝します。

 

なぜ、書こうと思ったのかというと、

私自身犬の仕事について色々な犬を見てきました。

なんで、こうも犬は荒れているんだろう?もちろん生活環境もありますが、

それ以前に、この子達の持って生まれた気質に振り回されているように感じる事がよくあります。

 

純血種としてJKCが発行している血統書ってなんの意味があるんだろう?

かけ合わせを真剣に考えて交配しているブリーダーさんとそうでないブリーダーの区別は?

等々思うわけです。

 

あるブリーダーさんの記事を読みました。

ミニチュアダックスでも、ワイヤーのみに特化したブリーダーさん

同じミニチュアダックスでも毛質1つ取っても大変な事がわかります。

遺伝性の病気もそうです。

そして、その方は日本のワイヤーダックスの健全な繁殖を願ってこの遺伝性の病気を

広報誌に載せる事を再三JKCに依頼しても協力が得られない現状だと書いてありました。

 

さらに、MIXを売るブリーダーはお金儲け以外になにも考えていない。

 

見た目特別感を求める飼い主さんが悪いのではなく知らないだけ。

教えてくれる唯一の場所がMIXを販売している所。犬の事を本気で考えていない所だったという事。

そういう所の店員さんが発した1つ例をあげると

「この子は毛が巻いているので、抜けても下に落ちませんよ~」って言う。

それって、毛玉だらけにするって事?!

飼い主さんとそのMIX犬の事を全く考えていないというわけですね。

 

純血種を、今なお健康でその犬種に合った気質の良い犬をつくることに

同犬種同士のブリーダーが集まって熱い討論をしている犬の先進国。

 

そういう犬の先進国に日本が少しでも近づけられるように草の根活動をこれからも続けていきます。

 

草の根活動→「犬の楽習会」をよろしくお願いします。