にゃんのこと 往診⑭ | ねことアートと彩ある暮らし

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猫を愛で 好きなものに囲まれて
今日を愉しむ絵描きのブログ

いつものことですが、すぐにアップできず、

 

にゃんが引越ししてからになってしまいました。

 

結果はもうわかっているので、回想録になりますが、

 

頑張ったにゃんの記録として書くのも私の仕事だと思って。

 

お時間のある方はお付き合いください。

 

 

4/7は往診日でした。

 

2週間毎の往診なので、通常なら9日(火)の予定でした。

 

ところが先生の都合で8日・9日は難しいので、

 

7日(日)or 10日(水)のどちらかと言われ、

 

前回数値がとても悪かったため、1日でも早く見てほしく、

 

2日ほど早い7日になりました。

 

この日は朝から胃液交じりの水を吐き、

 

今までこんなことはなかったので、

 

体調が今までになく悪いと思い、

 

こんな日にストレスのかかる往診は辛いなと思っていました。

 

朝から整腸剤を飲ませ、時間をおいて、

 

漢方+イミノキャット+こどもレバコールのスペシャルドリンクを飲ませ、

 

少しはお腹に入ったので、ゆっくり寝れるかと思いました。

 

しかし、11時からの絶食後アトピカ(免疫抑制剤)を飲ませると、

 

イヤイヤしながらなので体力を奪われぐったり。

 

そのまま午後に往診。

 

いつもは往診が嫌で、机の下に隠れたり、布団の中に潜ったりするにゃんが、

 

そんなこともせず。

 

つまりそんなことをできる体力はなく。

 

抱っこしてもほとんど反応できず。

 

いつもは月曜日に計っているいる体重。

 

往診日が日曜日だったため、往診時に計ると更に減っていて約4.2kg。

 

1週間前が4.4㎏弱、2週間前が4.6㎏

 

2週間で400gも減っていました。

 

採血の時も動かず、鳴かず。

 

かすかな声がしたかも?という程度。

 

いつもなら採血が終わると、

 

颯爽と上蓋の開いたキャリーに入っていくけれど、

 

この日は診察台にしているちゃぶ台から飛び降りることもできず、

 

抱っこしてキャリーへ。

 

先生が帰った後、キャリーの扉を開けるとゆっくり出てきた。

 

にゃん家は古くて脱走防止をしていないので、

 

にゃんは一部屋飼い。

 

1階は5年前にゃんを捕獲する時に歩かせたことがあったので、

 

少しフリーにしてみると、

 

ゆっくり探索し、疲れてちんまりうずくまり、

 

また少し歩き、を数回繰り返し、

 

その後歩き出す様子が見られなかったので、

 

抱っこで部屋に連れて行くと、間もなく吐いた。

 

もうにゃんには好奇心はなく、全てがストレスなんだと悟った。

 

そんなことがあった後、告げられた検査の数値は

声も出ないほどの物だった。

 

11で輸血レベルと言われていたヘマトクリットは6.2。

 

血小板は4.6ととても低く、

 

顕微鏡で見てもほんのわずかしかなかった、と。

 

さらに、グルコースが未だかつてなく高く、

 

平均値も上がってきているので、糖尿病にならないよう注意していかなければならないと言われた。

 

これはもう、ダメかも、ではなく、ダメだ。

 

私はにゃんの様子を見てきて、

 

『失礼だけれど、薬は効いていないと思う』と先生に進言した。

 

前回の往診ではステロイドの増量を提案してきた先生も、

 

『僕もそう思います』と。

 

そして『可愛そうなので、ステロイドは減薬、アトピカ(免疫抑制剤)は止めましょう。』

 

4/7からステロイドは1錠、胃薬半錠、整腸剤はなし、アトピカもなし。

 

すでにアトピカは往診前に飲ませているので、実質翌日の4/8からストップ。

 

にゃんは数日前から口を開けられるのをすこぶる嫌がり、

 

薬を入れられなくても、口を開けられるだけで吐き気をもよおす状態。

 

何とか飲ませたはいいが、その後のにゃんのぐったり具合は本当に可哀想だった。

 

でもステロイドは急にやめられない。

 

なんとか薬を飲ませ、漢方のスペシャルドリンクも増量していた分までキチンと飲んでくれた。

 

にゃんが元気になるのは、

 

減らしているステロイドと飲まなくなったアトピカの効果で副作用的な苦痛が減り、

 

サプリや漢方で食欲が上がり、ご飯を食べられるようになって体力がつき、

 

自力での復活にかける。

 

それしか望みはなかった。

 

先生が次回の往診に指定した日は2週間後の23日。

 

この日は大安でした。

 

にゃんは頑張ってるし、

 

『きっとこの日の採血で上向きの数値がでるよ!』と母と話した。

 

絶望的な気持ち半分、頑張ってくれることを願う気持ちが半分。


まさか、この2日後にお別れが来るとは想像もしていませんでした。

 

ただ、総合栄養食サプリを頑張って飲ませても、その量にも限界がある。

 

ツライ体調の中、無理やり起こして飲ませるのはある意味コクだ。

 

パウチはほぼ食べられず、サプリだけででなんとか摂っていたカロリーも40kcalを切った。

 

多分もうすでに、にゃんは頑張れる限界をとうに超えていたんだと思う。

 

生きてほしい私の気持ちに応えるために、必死についてきていた。

 

飲みたくなくても、飲むしかなかったんだと思う。

 

この時結果が分かっていれば、ゆっくり休ませてあげたし、

 

きっと、飲んでも飲まなくても、

 

にゃんの命の時間は変わらなかったのではないかと思う。

 

いつでも一歩下がって、我慢して、けなげについてくるにゃんが可哀想で。

 

申し訳なかったと思うばかりです。

 

 

書くのを忘れていましたが、

 

4/11にゃんが空に上がった後、お線香をあげると、

 

私の顔の前だけ煙が舞っていた。

 

そして4/14夜、

 

にゃんの部屋で食事中、風がないのに、カサカサと何かが揺れる音がした。

 

4/15昼、

 

にゃん宅の駐車場になぜか…

青いところ、ズームすると、、

毎日6個も飲ませていた漢方の丸剤が転がっていた。

 

4/16朝、


前日見つけた丸剤、すぐに仕舞えば良かったのに、


ゴミに出そうと思っていた缶ジュースの上に置いてしまって。


それを知らない母が缶をゴミ袋に入れてしまった。


にゃんからのメッセージだと思ったのに、丸剤はどこかへ消えてしまった。


と思っていたのに、翌朝(4/16)すぐ分かるところにそれが転がっていた。



にゃん、ありがとう。


また来てくれたんだね。

 

 

 

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