今日は暖かくいいお天気で、ついついお布団を干したくなりますが、
花粉を考えるともう少し待った方がいいかな?
風が強いもんねーと言い聞かせ我慢我慢。
ご存知かもしれませんが、私、パンが好きなんです。
よく、『どんなパンが好き?』と聞かれますが、
『クロワッサンとフランスパン』と即答。
生地の半分がバターというクロワッサンと油分ゼロというフランスパン。
相反するように感じるかもしれませんが、
パリッというはっきりした食感が楽しめるのは同じ気がする。
今日はそんな大好きなフランスパンをご紹介しようと思います。
フランスパンってあの長~いパンですが、
パン屋さんで買おうとすると、
『フランスパン』とは書いていないですよね。
バゲットとかバタールとか…。
いわゆる『フランスパン』といわれているものは総称で、
実はとても沢山種類があるんですよ。
しかもちょっと大きさが違うだけのように見えるけど、
その大きさ(重さ)やクープ(切れ込み)の数によって呼び方が違う。
言い換えれば、
『その基準に合わなければバゲットとかバタールとか名乗ることができない』んですよ。
その基準とは…
まず、一番大きい『ドゥリーブル』(あまり見ないですね)→55cmで850g、クープは3本
次に『パリジャン』→60~70cmで500gほど、クープは5本
『バゲット』→70cm位で350g、クープは7本
『バタール』→40cmくらいで350g、クープは3本
『フルート』→60cmくらいで250g、クープは5本
『フィセル』→40cmくらいで150g、クープは5本
などなど。
今は重量やクープの数が違ってもそれぞれの名前で呼ばれてたりしますが、
もともとはそんな『決まり』があったのですよ。
そして、そんな『フランスパン』には沢山の仲間がいて。
細長いばかりではなく、丸かったり楕円だったり、
装飾が施されていたり、。
おおよそ同じくくりのパンとは思えない。
で、その仲間たちの一部と一緒にフランスパンを描いてみました!
・葉っぱの形の『フガス』
プロバンス地方伝統のパンで、ハーブやチーズ、オリーブを練り込んだものが多い。
食事はもちろん、おつまみやおやつとしても楽しめる。
・ついつい買ってしまう『エピ』
ベーコンやチーズを入れてフランスパン生地で巻き、
はさみでカットして互い違い倒して焼くと、麦に穂のようになります。
大胆にカットして出来た形のエピは香ばしくてとても美味しい。
・大好きな『シャンピニオン』
フランス語で『きのこ』という意味。
形が可愛いだけでなく、下の丸い部分と上の帽子のような部分で、
異なった食感が楽しめるパン。
ビジュアルが可愛くて売ってると嬉しくなる。
・形が可愛い『タバチュール』
『煙草入れ』という意味でなんとも不思議な形。
シャンピニオンのように上と下の2つの生地をくつけて焼くのではなく、
生地の1/3ほどを薄く延ばして、蓋をするようにして焼くことでできる形
・ふたごの形の『フォンデュ』
丸めたパン生地の真ん中を麺棒や菜箸で押して形造るパン。
ハイジの白パンもこれと同じ形。
・食べやすい大きさの『クッペ』
小さなラグビーボールのような形で、
日本のコッペパンはここから名づけられてとも言われています。
・スタンダードな『バタール』
大きさ的に買いやすく、スーパーの袋パンは規格的には殆どこれでしょう。
バゲットと書いてあってもサイズ的にバタールであることが多い。
ちなみにバゲットですが、たまにバケットという人(プライスカード)を見かけますけど、
『バケット』と『ケ』に濁点をつけないとフランス語では『バケツ』のことになるのでご注意を~