今日はまだマシだけど、ここのところ寒いですね。
一昨日はチャッピを病院へ連れて行ったのですが、
風邪ひかせちゃいけないと、気をもみました。
重病ではないので、また後日お話しますね。
さて、先日、気になっていたスポットに行ってきました。、
京成電鉄の旧『博物館動物園駅』
昨年だったかな~、彫刻家の先生の散策ツアーに参加したとき、
『ここ昔、駅だったんだよ~、今は使ってないけど外観が良いから残してるんだね』
と、言われた建物。
ほんと、素敵。
この建物が先月から週末だけ公開されるといい、
『ぜひ!』と思って行ってみました。
1933年、上野ー日暮里間に作られたが、
利用者減少と車両増加に伴うホームの短さ(4両分しかないらしい)により、
1997年に営業停止、2004年に廃止となった駅。
閉鎖後は避難場所として、当時の姿を残したまま電車は通過していたそうです。
今回東京都から『東京都選定歴史的建造物』の選定を受けたことで、
アート展示とともに一般公開というイベントが企画されたようです。
ちなみに期間は2月まで。
入口を入ると西洋風な天井
素敵でしょ!
階段を降りて行く。
途中、壁にはこんな泣かせる落書きが
実際入場できるのは、この階段を降りたところにある展示スペースまで。
ではまず、展示スペースでは何を展示しているのか?
この駅は隣に国立博物館、向かいに東京芸大という立地。
そして上野公園に動物園。
そんなところからか、動物の頭蓋骨の展示がしてありました↓
シマウマやゾウ、キリン…ヒトも。
勿論レプリカ。
でどうやって作ったのか?聞いてみたんですけど。
『これって、石膏で型を取って…』と聞くと、
『………?、3Dプリンターで、』という答え。
石膏って何?みたいな表情に、『昔の人感』がずっしり。。。
そうよね、平成も終わろうとしている今。
そんなアナログなことはしないよね~(笑)
この頭蓋骨、面白いのよ。
草食動物と肉食動物、口の動きが違う。
草食動物は草をすりつぶすので顎が横にも動く。
が、肉食動物は肉を噛むだけなので、顎は縦にしか動かない。
で人間は?
肉も野菜も食べるので縦にも横にも動きますよね。
以前ダイエットとか栄養の講義を受けた時の話を思い出したんですけど、
体に必要な食べ物はその生き物の歯を見ればわかる、と。
人間は切歯8本(食物を噛みきる)・犬歯4本(食物を切り裂く)・臼歯20本(食物をすり潰したり、砕いたり)からなり、
その割合から食べるべき物が決まっている。
だから理想的なのは、
穀物を60%、繊維などがある硬い野菜や肉魚を15%、そのほかの野菜や海草を25%
いわゆる昔のお弁当的な?
美的にどうかは別として、確かにその時代の人達は元気だわ。
で、こちらはパンダ。
左下に置いてあるものは糞なのですが、笹がほぼ原型で丸まっている。
パンダは本当は肉食動物(熊なので)のため顎が縦にしか動かないんですね。
だから臼歯があってもすりつぶすのが難しく、ただガムのように噛むだけ。
そのため消化されず、栄養も採れず、一日中食べてないと生きていけないんですね。
そして、今回特別にホワンホワンの実物頭蓋骨も展示してありましたよ。
この博物館動物園駅が廃止されたと同じ年に亡くなったということで展示に至ったようです。
そして、入場できるのはこの展示スペースまで。
ここから先はホームへと続く階段(クリア扉で閉ざされ、入ることはできません。)
きっぷうりば、分かります?
右が改札、ここからホームへ降りて行くんですね。
自動改札じゃないんですよ。
時代を感じます。
ほんと、小さなスペースなので滞在時間はほんの少し。
無料ですが入場整理券が必要です。
朝の10時から配布が始まり、お昼前には終了してしまうほどの人気ぶり。
この日は張り切って10時15分くらい前に到着。
で、いただいた入場券がこちら↓
入場は11時にオープンし、20分刻みでグループ分けされ、1回20~30人位。
人気のほどが伺えます。
先着順での配布なので時間帯は選べませんが、
美術館や博物館、動物園を見たりしながら時間をつぶして、
ゆっくり上野ライフを楽しんでみてはいかがですか?
↓↓↓
・アメブロメッセージ
・メール(queueduchaton@gmail.com)←リンク貼ってます
・BASEのCONTACTページ←リンク貼ってます