勘違いからの幸せ | ねことアートと彩ある暮らし

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猫を愛で 好きなものに囲まれて
今日を愉しむ絵描きのブログ

昨日からお彼岸に入りました。

 

だからか、先週までこんなだったお花が、

すっかり満開になりました。

 

彼岸とは、

 

迷いや苦しみの原因となる煩悩のない、

 

悟りの境地に達した世界であり、極楽浄土のことを言うのだと。

 

(※三途の川をはさんで、私達が住んでいる世界を此岸、

そして向こう側の仏様の世界を彼岸という)

 

そして、お彼岸にご先祖様の供養をすると、

 

ご先祖様だけでなく、自身も極楽浄土に達することができると。

 

雨降ってるし、寒いしねー。

 

お墓詣りかー、どうしようかなー。

 

でも、ぼたもちは食べたいんだけどなー。

 

などという、煩悩まみれの私でも極楽浄土の到達できるのだろうか?

 

 

さて、もうあれから7年。

 

我が家には脳みそにお花が生えているような子、チャッピがおりますが、

 

その前に、16年近く一緒に暮したしっかり者の子、ビッケがいました。

 

学校帰りに弟が連れ帰った子で、

 

兄妹6匹と一緒に段ボールに入れられて、

 

道の片隅に捨てられていたそうです。

 

まだ、目も開かず、へその緒が付いたネズミのような子。

 

当時はインターネットどころか、飼育本もあまりなく。

 

電話相談をした獣医さんには、

 

『どうせ生きないから』とバッサリ言われ、

 

必死にお世話したことを思い出しました。

 

あっ、でもお世話したのは母と弟です。

 

私はお勤めしてましたし。

 

弟は『世話しなきゃいけないんだから、学校なんて行ってる場合じゃないでしょ!』という母の命令(笑)で、

 

堂々と2~3週間学校サボってましたよ。

 

今だったら、この獣医さんの言葉、『炎上』ものですよね。

 

なんであれ、命は命。

 

でも残念なことに、この言葉を真に受け、

 

ほとんど写真は撮らなかった。

 

だって、当時はフィルムカメラでしょ。

 

亡くなってから現像とか嫌だもの。

 

だから初めて写真を撮ったのは目が開いてから(まだ見えてないけど)でした。

 

なんとなく、覚悟が決まったのかな~

頑張って立ちました!的な。

 

今と違って、ペットに洋服という発想はなく、

 

でも一生懸命歩く姿に、ティッシュで作ったマントを着せて、

 

写真の写真なので、画像荒いですけど…。

 

こんなチビチビが大人になり、婆ちゃんになり、虹の橋を渡った。

 

この子と暮らして、バカが付くほどの猫好きになってしまいましたよ。

 

だから、今チャッピがいるわけで。

 

ビッケ亡きあと、似た子を探し迎えたはずのチャッピですが、

 

これは生後7か月位と思われるチビッコチャッピ

 

今見ると、似てない。

 

しかも鼻に猫砂つけてるし(今もよくあることですが…)。

 

あまりの間の抜けように、勘違いか?と思う。

 

昔、知り合いが『お互いに相手を素敵だと勘違いしたために結婚できた』と言っていたけれど。

 

う~ん、確かに。

 

『幸せ』は勘違いの上に成り立っているかもしれない。

 

 

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