昨日は雨の中、色彩の研修会へ行ってきました。
色彩の勉強をしてきた人たちにとっては当たり前と言える、
色相(赤や青といったいわゆる色のこと)
明度(色の明るさ)
彩度(色の強さ)
補色(反対色)
の説明から始まり、
配色(2色以上)による色の見え方やイメージ配色の実習まで、
とても楽しかったですよ。
特に、『イメージ配色』の実習。
イメージ配色というのは、
音や物語や香りという視覚に頼らないものを色で表現するとしたら、というもの。
実習では『あたたかいイメージ』というお題が出されたのですが、
これらの色紙から選んだ私のイメージはコレ↓
ここで先生に、『何があたたかいのですか?』と質問され、
私が答えたのは『空気があたたかい』
私のほか2名の方が参加していたのですが、
茶色系を選んだ方は『洋服が暖かい』、
オレンジ系を選んだ方は『心が温かい』と。
『暖かい色』と言っても、その対象が何かによって、
出てくる色のイメージも様々でとても面白かったです。
そこで、春夏秋冬のイメージ配色を作ってみました。
さて、①~④の季節はいつでしょう?
答えは…
春、全部、春ですよ。
①は植物の花が咲き乱れる春
②は冬眠から覚めた動物が目にする春
③は進学就職など心機一転の春
④は春の光
一人でもこんなに『春』のイメージがある。
きっと、もっともっと出てくるんでしょうね。
先日、今は目で見たままにしか物事をとらえられない人が多いと聞きました。
例えば、猫が道路に座っている絵を見たら『猫が座ってる』、それだけ。
何で座っているんだろう?
何を見ているんだろう?
仲間はいるのかな?
ここが縄張りなのかな?
これからどうするんだろう?
などということは考えないらしい。
野良猫や草花に話しかける私(ちょっと怪しい人だけど)からしたら驚きでした。
でも、何に目を向けるか、そこから何を想像するか。
そんなことも大切だったりするんじゃなかな、と、ふと思いまして。。
さて、寒さももう終わり、暖かい季節がやってきます。
あなたの『春』は何色ですか?